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自分にとっては簡単なことでも人にとっては難しいこと。

おはようございます、megです。
このnoteでは、「シンプルに自由に生きていくため」に、
日々試行錯誤しながら暮らしている私が学んだことや気づいたことを発信しています。

さて、今日は「自分にとっては簡単なことでも、人にとっては難しいこと」についてお話してみます。

どんな人にだって得手不得手はあるもの。
私にとっては“体を動かすことを毎日続ける”のは得意だし好きなことだ。
だけど、“休日に外に行って運動をするのは苦手なこと”だと、今朝歩いている時にふと頭に浮かんだ。
職場の10歳年上の先輩は週5日仕事をして、その5連勤後の金曜日にテニス仲間とテニスをしている。
家から一歩も出ない日を最低1日は作りたい私には、「疲れ切った体で朝からテニス!?」と、全く考えられない休日の過ごし方である。
だけど、その先輩は家の中でストレッチをしたりは全くしないそう。もちろん筋トレも。
ストレス発散のためにテニスをしていて、その時間がないと疲れがとれないと言うから驚きだ。

嫌いなこと・苦手なことは極力しないで暮らしたい。

私は仕事以外で人に会うのがあまり好きではない。
(家族やパートナーは別として)
特にオフモードの時は絶対に会いたくない。
すっぴんで外に走りに行くなんてもっての外。
私にとっては“外に出る=戦闘モード”で、
ゆるい格好(部屋着など)でちょっと買い物、とかノーメイクにキャップだけ被ってチョコザップ、なんてことは到底できそうにない。(憧れはするけど)
ダイエットや美容のための努力はできるだけ人前ではしたくない、いわゆる“コソトレ”好きである(笑)

私がいくらジョギング好きの人から「ジョギングいいよ〜」と勧められても実行にうつせないのと同じように、「ヨガいいよ〜」と勧めても実際にやってみるところまでいく人はなかなかいないのはよく理解しているつもりだ。
「毎日体を動かしたい」という気持ちがありながらも、
苦手なことや嫌いなことは絶対に毎日続かない。
大事なことは、自分が好きで得意なことを毎日継続する、こと。
掃除や片づけも私にとっては好きで得意なことだから、毎日何のストレスもなくすることができるけど、我が娘にとってはとても苦手なことらしい。
(デスクの上に日々ゴミが増え続けている)
けれど大好きなヘアメイクに関してはとにかく楽しいらしく、朝の貴重な睡眠時間を割いてでもしっかりとメイクして髪をセットして出かけている。
彼女は自分の嫌いなことや苦手なことをはっきりと理解していて、したくないことは徹底的にしない。
自己理解においては幼少期に済ませているような特異な子なのだ。


私は年齢を重ねていくにつれて自分の苦手なことが分かってきた遅咲きタイプ。
特に家事に関しては、結婚して18年経って初めて「あ、私この家事苦手だ」と気づくこともある。
家事は毎日続いていくもの。
できれば嫌いな家事はやめてしまう方がいい。

最近、娘のお弁当作りが苦手、ということを自覚してからは「これはなんとかしないとただただ辛いだけだぞ」と思った。
朝の15分〜20分という限られた時間の中で、極力洗い物を少なく、且つ娘が楽しくお昼ご飯を食べれるように(時間が経っても)美味しいものを作らなければならない、というスペシャルハードなミッション。
かつて、夕飯作りにも同じように感じて料理が嫌いになりかけたことがある。
どうやら時間がない中で全員が納得する食事を作ることが苦手なようだ。

お弁当作りを始めて約1年。
この先、息子のお弁当作りも含めると5年は続く苦行である。
今年は特に、PTA役員になったこともあり、4月があまりに忙しいので、自分を甘やかしてあげることにした。
「お弁当にはスーパーのお惣菜コーナーの揚げ物を入れよう」と。
唐揚げ・春巻き・チキンカツを買ってきて冷凍。

力強い味方♡


朝は魚焼きグリルで焼くだけ。
まるで揚げたてのようにカリッと焼きあがったお惣菜。
そこに簡単な副菜を入れて出来上がり。
最近のお気に入りは、レンチンしたキャベツに米油を少しと醤油、鰹節をパラリとかけて和えたもの。
娘からも好評だ♡
ご飯には梅干しと海苔を乗せたら立派なお弁当の完成!!
あまりに美味しそうなので、自分のお昼ご飯用にも同じものを詰めて持って行ってみた。(私はご飯に細切りのたくあんも乗せるのが好き)
唐揚げは冷めても美味しく、肉も硬くならない。
何より仕事の後に唐揚げ弁当が待っていると思うだけで、楽しみでお腹がぐーっと鳴る。
この感じにハマってしまい、少し前まで「朝の忙しい時間にお弁当作りなんて嫌だ!!」と思っていたのに、今ではせっせとマイ弁当箱に詰めている自分がいる。
卵焼きまで焼いちゃったりして。

職場で食べていると「お弁当作るなんてえらいね」と言われるけれど、
私にとってはこのお弁当が今いちばん美味しいもの。
それを作ることが全く苦じゃなくなり、いつの間にかお弁当作りが好きになってることに気が付いた。
魚焼きグリルにアルミホイルを敷いて焼いているから洗い物はないし、焼いている間は放ったらかしにできるからその間に朝食の準備ができる。
ご飯はストックしてあるのでレンチンするだけだし、
副菜もレンチン。
今までと同じ時間は使っているけど、手間と労力が格段に違う。
これが“嫌い”が“好き”に変わった大きな要因だ。

こうやって、自分にとっては苦手だと感じていたことが
何かを変えてみることで簡単に翻ることがある。
頭の中で、「子供に持たせるお弁当は栄養があって見栄えの良いもの」にしなければならないと思い込んでいたのかもしれない。
けれど、栄養バランスがしっかりと考えられている学校の給食はうちの子達にとってはストレスになっていることも(栄養士さんごめんなさい)。
結局、時間をかけて献立を考えたり、たくさんの食材を買い込んで丹精込めて作った料理はあまり家族に喜ばれない。(私の料理スキルは置いておくとして)
一生懸命作ったのに、「ごめん今日遅くなるから夕飯いらない」と軽く言われると「せっかく作ったのに」と小言を言いたくもなるけれど、我が家の今の夕飯スタイルにおいてはそういう喧嘩に発展しそうなやりとりは一切ない。

各自自分で盛り付けるので、“残さず食べねば”というプレッシャーも感じずに済んでいる。
昔の私がそれを強く感じながら育ってきたので、
それを感じさせまいと今のスタイルに落ち着いたのかもしれない。
専業主婦の母は毎日手料理を作ってくれ、手抜きなんて全くしなかった。
ある日、小学生だった私は外でお菓子を食べてしまい、夕飯の時間になっても全くお腹が空かず「どうしよう」と思いながら食卓についた。
その日の夕飯は大好きなオムライスとコーンポタージュだった。
お菓子を食べてしまったことを後悔しつつ、なかなか食が進まない。
もたもたと食べているとお腹が空いていないことを母に見抜かれ、「お腹が空いていないなら外を走ってきなさい!!」と外を走らされたことを今でも覚えています。
それ以来、自分のお腹の空き具合に関係なく母に盛り付けられた食事を全部食べきらないといけない、というプレッシャーが辛く食事の時間を楽しめなくなった経験がある。

それが反面教師となり、子供たちには自分がその日食べたいと思うものや、食べれる量を自由に決めることができる裁量権を持たせるようになった。

今なら母が大変な中で毎日夕飯作りを頑張ってくれていたことがよく分かる。(オムライスを家族5人分作るだけでもどれだけ時間のかかることか)
だから食べてくれなかった時に苛立ち怒ったことも理解できる。
けれど、夕飯を家族で囲むことの優先順位は「全部残さず食べること」や「完全栄養食を摂取すること」でもない。
「みんなで楽しく会話しながら笑顔で食べること」なのではないかと、今の私は考えている。
それができるのは子供が中学生ぐらいまで。
その後は帰宅時間がバラバラで、友達と過ごすことの方が大切に感じる年代に入ってしまう。

料理が苦手ならお惣菜やミールキットなどを活用すればいい。
作る方も食べる方も美味しく笑顔で食べれることに重きをおいて。
娘は料理は嫌いだけれど盛り付けるのは大得意!!
そうやって人には得手不得手があってよいのだ。
苦手な家事を家族で補い合うことで、うまく家はまわっていく。
家族の関係性は日々変化していくもの。
それに合わせてフレキシブルに暮らしも変化させていくことで、全員がストレスなく過ごすことができるはず。

どうか、苦手な家事を1人で背負い込んでいる方にこの記事か届くことを願って。
今週のnoteの締めくくりとしたいと思います。

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