ぬるい恋愛✉️ 〝情熱という、理想というmelancholy〟 【長編小説】
ぬるい恋愛✉〝情熱という、理想というmelancholy〟
美位矢 直紀
目次
1 嘯く心
2 耽る前夜
3 サイトとの出会い
4 重ねる洞察
5 判断の手順
6 理想の嘆き
7 最初のデート
8 珠玉の過去
9 ぬるい代償
10 依存の副産物
11 二人の独善
12 理想との呼応
13 対角の感覚
14 矛盾と混沌
15 素直さの放出
16 奔放な融合
17 ぬるい三通
18 渦巻く戦術
19 優越の崩壊
20 魂の魅力
21 弄れる情熱
22 姑息な思惑
23 最後の幕開け
24 不細工な葛藤
25 不純な純粋
26 論う陶酔
27 呪縛との決別
28 物哀しい情熱
29 捧げる決心
30 本質への回帰
最終章 最高の沈黙
ぬるい恋愛✉ “情熱という、理想というmelancholy”
何の為の恋なのか?
誰の為の愛なのか?
SNS文化創世の時代、恋愛に注ぐ情熱に美学や哲学を付随させ続け、時に自虐的に、時に卑怯に理想の女性を追い続ける涼介。
譲れない理想とは?
人の心に届く情熱とは?
10年前に別れた恋人への思いを引きずったまま、恋愛という人間にとって必要不可欠な領域を泳ぎ回り、しかしどんな時も自分だけ溺れない場所を選ぶ涼介の〝ぬるい恋愛〟の行方は・・・