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育休中に副業や社外活動を経験 自分の選択に納得できるようになった |等身大ロールモデルstory1 まちあやさん

※ホームページで掲載していた過去ブログ記事(2020/5/13)の再掲です。記事内容は当時のものです。ご了承下さい。

等身大ロールモデルstory1 まちあやさん ゆるキャリでいいか…いや違う!育児も仕事も全力投球したいワーママ

「このまま今の会社で仕事を続けていて本当に幸せなのかな・・」

「状況を変えたいけど身近にロールモデルもいないし・・」

こんなもやもやを抱えている #もやママ の皆さん。この非常事態において働き方や暮らし方が変わり、さらにもやもやした方も、逆に自分の大切にしたいものや優先順位が見えてきたという方もいらっしゃるかもしれません。そう、こんな時だからこそ、一呼吸置いて自分のキャリアやライフプランを見つめ直してみませんか?

4月末に開催したオンラインイベント「ロールモデルから学ぶライフ&キャリアプラン」から、身近なワーママロールモデルとしてmeetcareer(ミートキャリア)のユーザーさんやキャリアサポーター3人のストーリーを3週連続でお届けします。

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第1回は…今春復職予定がコロナで育休延長中、「ゆるキャリでいいか…いや違う!育児も仕事も全力投球したいワーママ」まちあやさんのストーリーです。

まちあやさん写真

まちあやさんプロフィル:東京在住、会社員(正社員)=育休中、36歳、子どもは4歳と1歳 twitter

まちあやさんのもやもやストーリー

ざっくり言うと

現職で社内ワーママ1号として、2度の育休取得。1人目の育休明けはやる気満々で昇格を望むも、時短での給料激減や頑張っても評価されない仕組みにもやもやする
2人目の育休中、転職も頭をよぎり、副業を始める。もやもや半分は解消されたが、時間を失う割に得られるものが少ないと気づく
現職は通勤、人間関係、仕事のどれもラク。今の悩みは、子どもが小さいうちはこの環境がいいのか?しかし、このまま40歳、50歳になっていいのか?という葛藤

激務でも、責任がセットならやりがいがある

新卒で入った人材派遣ベンチャーでリーマンショックが起き、会社が大きな会社に吸収合併されることになり、もやもやして1年半で転職しました。2社目は外食業界の人事採用。裁量権もあって、任せてくれる環境でした。

1社目も2社目も激務で、週1日休めればいいくらい。激務でも責任がセットならやりがいがあると思っていました。でも、代表交代で方向性が変わり、違和感を感じて退職。いま3社目で、人事部の立ち上げから採用を中心に幅広く総務やシステム開発のサポートなどを担当しています。

計画通りに出産、理想のワーママになれるはずだった

今の会社で育休を2回取りました。1人目が32歳のとき。私は29歳で今の会社に入って、2-3年仕事で実績を作ってから子ども産もうと思っていたので、スケジュール通りになりました。

1人目は10月生まれだったので、0歳のときに復職することができ、それも計画通りでした。だから、私は思い描いていたワーママになれる、そうなるもんだと思っていました。仕事もできて、子育てもちゃんとやって、キラキラしている…自分の中で勝手に思い描いたワーママのイメージです。

でも、人事なのにお恥ずかしい話ですが、復職後、時短であんなに給料が下がるとは思っていませんでした。8時間勤務が6時間勤務になる分減るのは分かるけど、手当もカットされるとは思っておらず。手取りが半分くらい、新卒か?みたいな額まで下がってしまって、これが1つ目のもやもやでした。

やっている仕事は産前と変わらないはずなのに、給料はこれだけかという悔しさ。0歳児って保育料が高いので、何のために私は働いているんだろう?って。給料明細を見たときに、本当に手が震えたのを覚えています。

評価されない仕組みにもやもや、フルタイムに戻した

私はめちゃめちゃ仕事を頑張って定時で帰っていましたが、経営者からすると「ママだから仕事が終わっても終わってなくても帰る」という見方。家で持ち帰り残業もやっていましたが、評価は付いてこない。

残業ありきで評価が設計されているので、フルでやっている社員がいる手前、私が評価されるのは難しいんです。このもやもやが続き、復職半年で時短をやめてフルタイムに戻しました。

会社の評価制度もキャリアアップも、フルで働ける独身男性を前提に設計されている。そんな会社の価値観を変えたいと頑張ってきたけど、いかんせん社内にワーママが私しかいないので、周りを巻き込むのも大変でした‥‥。

仕事はすごく好きなので、そんな中でも、業務改善や効率化をどんどん進めていたのですが、やればやるほど評価につながらない悔しさが増し。「こんなに頑張ってるのに評価されない」と、被害者妄想っぽくなってきていました。

育休中に副業を始め、もやもや半分解消

そこで、短時間でもアウトプットで評価される会社に転職したいなと思い、2人目の育休中に転職活動をしていました。meetcareer(ミートキャリア)に出会ったのも、このタイミングです。

2人目の育休中には業務委託で副業もやりました。最初は知り合いの会社の手伝いで、書き起こしを。そこでイメージがつかめたので、副業専門のエージェントに登録して、採用のスカウト代行の仕事をしていました。

報酬は育休手当に影響が出ないくらいの月数万円で、自分に対するご褒美くらいの気持ちでやっていました。自分の会社以外の仕事を手伝えるのは勉強になりましたし、育児とのメリハリや達成感が感じられたのは良かったです。

でも、1日何十通スカウトメールを書くという契約に、途中からしんどくなってきて…。家族で沖縄旅行に行った時も、ひたすらスカウト打ってるみたいな感じでした。副業をすることでもやもやの半分は解消されたけど、やっている割には得られるもの少ないなと感じ、3カ月で辞めました。

両立のコツは「いかに自分の時間を作るか」

育児と仕事を両立するコツは、いかに効率化して、仕組化して、自分の時間を作るかだと思います。お母さんの体力を消耗するまで、無理をするまで、やってはダメ。私はルンバやホットクック、ワイヤレスイヤホンを買ったり、音声入力を活用したりして、いかに自分の時間を作るかを意識しました。

育休中副業をしていた当時は、上の子は当時保育園に行っていたので、家にいるのは下の子だけでした。上の子が保育園から帰って来てからは育児に集中したかったので、下の子を抱っこしながらスカウト打ち、日中に終わらせることを意識していました。

ラクな環境に甘えるVSそれでいいのかの葛藤

今の1番のもやもやは、今の会社がラクだという事です。子育て中社員への評価や価値観については不満もあります。でも、会社には自転車で15分で行け、私が一番社歴が長いので人間関係のストレスもなく、経営者に物も言える環境です。

見方を変えればすごくラク。子どもが小さい間はこのラクな環境がいいのでは?と自分に思いこませたり、このまま、40、50になっていいのかな?と葛藤したりしています。

そんな復帰が迫って焦る中、meetcareer(ミートキャリア)のイベント企画を知り、ユーザーの1人としてチャレンジしてみたところ、これが楽しい!これまで会社やそこでの評価が人生の全てで生きてきましたが、育休で過ごす時間や、社外の世界を知り、他人と比べたり、認められないと塞ぎ込んだりすることが減ってきました。

自分の選択に納得できると、心穏やかになれる

コロナで育休延長したことも、過去の私だったら「早く復帰しないと、会社から必要とされなくなるのでは…」と不安になっていたはずです。

でも今は「必要とされなくなったら考える」「何かを失っても何かは得ている」「むしろコロナによって人生の優先度が明確に」と考えられるようになりました。まだまだ悩みもある私ですが、自分の選択に納得できると、心が穏やかです。

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社内ワーママ1号として仕事にも子育てにも全力を尽くすまちあやさんのストーリー、いかがでしたか? ご感想をぜひtwitterで#もやママを付けてお聞かせください! 

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