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迷走した20代、もやもやした30代  過去の自分を認めてこそ、先につながる |等身大ロールモデルstory2 しゆいさん

※ホームページで掲載していた過去ブログ記事(2020/5/20)の再掲です。記事内容は当時のものです。ご了承下さい。

等身大ロールモデルstory2 しゆいさん 異業界・異職種への転職でフルタイム&小1の壁を突破した、もやもや卒業ワーママ

「もう年齢的にキャリアアップなんて難しいのかな・・・」

「状況を変えたいけど身近にロールモデルもいないし・・」

こんなもやもやを抱えている #もやママ の皆さん、こんな時だからこそ、一呼吸置いて自分のキャリアやライフプランを見つめ直してみませんか?

meetcareer(ミートキャリア)のユーザーさんに登場いただく等身大ロールモデルストーリーの第2回。今回は…異業界・異職種への転職でフルタイム&小1の壁を突破したもやもや卒業ワーママ、しゆいさんのストーリーです。


しゆいさんプロフィル:首都圏在住、会社員(フルタイム正社員)、39歳、子どもは小2と4歳 twitter

しゆいさんのもやもやストーリー

ざっくり言うと

20代はサービス業界でジョブチェンジを続けたが、結婚後は「堅気の仕事」として営業事務の仕事を選ぶ。3歳で時短解除となる「時短の壁」が最初のもやもや
2人目の育休後、再び「時短の壁」と「小1の壁」が同時に迫り、ママ仲間と会社に制度変更を掛け合うも玉砕
8年務めた会社を辞めてITスタートアップへ転職し、フルタイム&小1の壁を突破。しかし、会社の資金繰りに不安を覚え、40歳を前に再び転職

過去の自分を認めてあげることが大事

いきなりですが、後悔って、過去の自分に期待しすぎだと思うんです。

後悔って

私が新卒で入ったサービス業は、どんなに転職してもそれほど給料が上がる業界ではないんです。私は20代ではそこに気づけませんでした。もちろん給料がすべてではないけど、給料があったほうがモチベーションが上がると今は感じています。
じゃあ、過去にサービス業を選んだことが無駄だったかというと、そうは思いません。

私たちって後悔をしがちだけど、過去の自分を認めてあげることが大事なのかなと思います。いつだってそのときの自分が一番いいと思える選択をしてきたんじゃない?と言いたい。

今だって、自宅保育をするべきか、登園させるべきか、正解なんてない中で、自分がいま一番いいと思える選択をしていると思って欲しいです。

20代はサービス業を迷走、結婚で営業事務に

新卒の就活は2003年氷河期世代でした。サービス業に入り、残業を月100時間するような生活でメンタルが崩壊しかけ退職。その後一度はホテルコンシェルジュを夢見たものの、20代は温泉街に住み込みで仲居をするなど「勇気ある迷走」を続けていました。

リーマンショック直後に結婚し、その後は「堅気の仕事」として選んだ営業事務の仕事を8年間続けました。その中で長男と次男を産み、育休の間に契約社員から正社員に登用もしてもらいました。

3歳までの「時短の壁」1度目は妊娠で回避した

私のもやもやは、この8年勤めた会社を辞めるか否かでした。就業規則に「育休が取れるのは1年以上勤務していること」「時短が取れるのは、子の3歳の誕生日の前日まで」と定められていました。

私は運良く就職して1年過ぎてから1人目の妊娠が発覚したので、育休が取れ、子が0歳の4月に復帰しました。しかし、あと少し働くとフルに戻らなくてはいけなかった。

そこで、転職活動を1回してみました。その頃はママ専門エージェントは認知されておらず、大小様々な女性向けエージェントに電話しました。面談を受けると「ワーママにも頑張ってほしいです!」とか言われるのに、その後、連絡途絶えるという現実…。心が折れそうでした。

そんな頃、社内の先輩ママさんから「2人目を妊娠してフルタイムを回避した」と聞き、私も同じように長男が3歳でフルタイムに戻った直後に妊娠が発覚し、また時短に戻すことができました。

2度目の「時短の壁」会社に働きかけるも挫折

再び育休を取って、じゃあ次のフルタイム回避はどうするか?会社に制度変えてもらうか、自分が職場を変わるかだと思い、両方動くことにしました。

社内ではもう1人居たママ社員と一緒に、人事の20代女性やこれからパパになる社員をランチに呼んで、困っていることを伝えたり、ワーク・ライフバランス社の小室淑恵さんのインタビュー記事を印刷して「これからは育児と仕事を両立する時代。会社を変えていきましょう」と訴えたりしました。

人事を巻き込んで働きかけを続けた結果、育休明けの人に限り時間単位有給が認められることになりました。しかし、時短の延長は「社内から不公平という声が出る」という理由でNGに。これ以上は無理だなとわかったので、次に行こうと決めました。

「小1の壁」の半年前転職を目指し動き出した

次男は4月生まれなので、4月で時短も終わる。長男は4月で小学校に入る、とわかっていたので、みんなで同時に新生活は絶対厳しいだろうと思いました。だから、その前の秋に転職したいと決意。ママ専門エージェントの広告を見てすぐ電話して、職歴書を送って動き出しました。

情報収集はひたすらネットです。立場が似ている人や業種のワーママのブログを見たり、Twitterでエージェントやってる人にDMを送ったり、相談もネットで知り合った皆さんにしていました。

結果、2社内定をもらい、2018年秋にITスタートアップへ転職しました。しかし、会社の方針が変わって不安を覚えたこと、私自身40歳が見えてきたこともあり、2019年秋に外資系IT企業へ転職して今に至ります。

ITや外資への転職だったので、語学力やIT業界の知識があったの?とよく聞かれます。

英語は、高校の時から通っていた英会話と、大学で週4コマ受けたオールイングリッシュの授業が素地になっています。決してビジネスで使える程ではなかったのですが、転職活動に当たりネイティブスピーカーにお墨付きもらって自信をつけました。今、直の上司はフィリピンにいるので、やり取りは全部英語です。

ITの知識は全くありませんでした。過去に営業の仕事をやっていた点と、新しいことが好き、コミュニケ―ンが好きといういくつかの点をつなげて、ITの知識がなくても欲しいと思ってもらえる人材としてアピールできた。結果、ITに軸ずらしで転職できました。

「点と点をつなぐ」今この言葉の意味が分かる

スティーブ・ジョブスが2005年スタンフォード大の卒業式のスピーチで使った「Connecting the dots(点と点をつなぐ)」という有名な言葉があります。今やっていることは将来につながっていく、過去の経験が当時は思いもよらなかったことに活かせる、という意味です。

私は20代後半でこの言葉聞いたときに「いやいやスティーブ・ジョブスだからでしょ」と思ったのですが、今は「なるほど、そうか」と思えます。


育児もそうですが、将来につながるわけないと思えるような事も、一生懸命やると後からつながってくると信じています。もし、点と点のつなげ方がわからない…と思ったら、meetcareer(ミートキャリア)に相談です!

meetcareer(ミートキャリア)は皆さんのもやもやを解消する良いサービスだと思うので、ずっと応援しています。

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結婚でのキャリアチェンジや、その後の「時短の壁」「小1の壁」を前向きに乗り超えてきたしゆいさんのストーリー、いかがでしたか? ご感想をぜひtwitterで#もやママを付けてお聞かせください! 


次回のロールモデルは、新卒から勤続18年、パラレルワークでもやもやを脱出したワーママきりぃさんです。


前回は、今春復職予定がコロナで育休延長中、ゆるキャリでいいか…いや違う!育児も仕事も全力投球したいワーママ まちあやさんのストーリー。見逃した方はぜひご覧ください。


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