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meetALIVE 公開企画ミーティングvol.2│イベントサマリー

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今回のオンラインイベントでは、二人のゲストとmeetALIVE運営メンバー、そして参加者の皆さんが、meetALIVEの今後をより良くしていくための意見をそれぞれの立場から出し合う時間を設けました。

一人目のゲストは“名古屋で会おう(粟生)”が合言葉の粟生万琴さん。自身の起業を経て、現在は名古屋エリアの創業支援に力を注ぎつつ、ラジオパーソナリティなど活躍の幅を広げています。

二人目のゲストは“あやパン”こと松元絢さん。キャリアカウンセラーや人材育成の経験を経て、現在は独立してマインドフルネストレーナーとして活躍しています。

オンラインに限らず、さまざまなイベントへの登壇や参加を経ているお二人の意見を主軸に、二つのトピックについて掘り下げました。

1) オンラインイベントの運営の改善点
2) 10月以降の「テーマ」や「出演者」について

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一つ目のトピックは、オンラインイベントの改善点です。これまで「今会いたい人に会える」をコンセプトにトークセッションを開催してきたmeetALIVEは、コロナ禍で大きな転換を迫られました。2020年4月以降は月に数回のオンライントークセッションを開催していますが、より良い運営のために何を改善すべきなのでしょうか。

◇オンラインイベントで押さえたいポイント

まず全体の運営方法について参加者の皆さんから課題を出してもらいつつ、ゲストの二人から、オンラインイベント開催にあたって重要なポイントについて聞きました。

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松元 「周囲の協力を仰ぐことが第一です。自分が全部やらなければ、と思うと失敗してしまいがちなので、優秀なひとを巻き込んでイベントを作っていくと良いかもしれません」

粟生 「オンラインイベントは、特に音への配慮が重要です。機材や通信環境の事前準備を徹底して、聞きにくいことに対するストレスを軽減することを意識しています」

松元 「私は対話型のイベントを企画することが多いため、募集段階からお願いをして、参加者の方には可能な限りカメラをオンにして参加してもらえるとお互い安心して一体感を醸成できます」

運営スタッフや機材面、運営方法の事前準備にこまかなケアをすることで、円滑なオンラインイベントの運用を心がけているお二人ならではの意見が出ました。

◇オンラインイベントと連携したSNSの活用方法

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参加者の方からいただいた意見のなかで、特に運営メンバーも共感したのは「Facebookグループの意義を出してほしい」という改善点です。PeatixやTwitterにはない独自コンテンツを出していくことで、Facebookグループの付加価値を高める必要性について議論が飛び交いました。

加えて、オンラインイベントを開催したあと参加者が話せる場としてFacebookグループを活用すれば、meetALIVEというコミュニティの活性化にもつながるという意見が出ました。

Twitterについては、盛り上がりに欠けるという意見が出ました。参加者の皆さんからの反応は、実況だけでなく、質問や開催までのワクワク感のつぶやきなどが欲しいところ。もっと積極的に参加者の皆さんにつぶやいてもらえるような場の醸成をしようという方向で話がまとまりました。

◇ゲストや参加者同士の距離感を縮める方法

参加者の皆さんからいただいた意見のなかには、「Zoomのブレイクアウトルームを使って、有名な人と握手会のような1on1の時間を設けたい」という斬新なアイデアも。「ゲストと直接話す時間は、その後のイベントを円滑にする効果もある」と、粟生さんも補足しました。

より参加者の皆さんがmeetALIVEのイベントからつながりを生み出せるよう、そうした対話の時間を設けることもひとつの手段かもしれません。オンラインでのつながりをどのように醸成するかは、オンラインイベントの企画の肝となる課題です。このトピックについては、ゲストの松元さんの実践例を教えていただきました。

松元 「例えば私の場合は、マインドフルネス講座を実施したあと、『みんチャレ』というアプリでグループを作ることがあります。同じ志を持つ参加者が、お互い励ましあいながら何かを継続する時間の中で、人間関係が構築されていく。そういったつながりの醸成も、オンラインだからこそ可能です」

◇より深く、積極的に参加しやすい場を作る方法

とはいえ、オンラインイベントに慣れていない参加者が、SNSでそのイベントについて言及したり、クローズドなコミュニティに参加したりといった一歩を踏み出すのは、なかなか難しいものです。

meetALIVEは、より積極的に参加してもらうための時間としてイベント本編のあとに懇親会の時間を設けていますが、この懇親会がうまく機能していないという意見も上がりました。こうしたオンラインでの参加のしやすさの醸成については、粟生さんが一つの指標について解説してくれました。

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粟生 「3回接点を持つと関係性が深まるという指標があります。オンラインイベントでも、3回参加していただくとグッとお互いが引き寄せられてきますね。

したがって、“3回の接点”を作るためのインタラクティブな場が重要です。例えば、オンラインイベントの冒頭で『乾杯』を参加者同士でしたあと、『何を飲んでいるのか書き込んでください』といった一声をかけるだけで、双方向のコミュニケーションが生まれます。こういう小さな仕掛けを繰り返すことで、参加者と主催者の接点は増えるはずです」

このほか、「スタートアップのゲストを積極的に迎えることについて」、「イベントの尺について」などのトピックについて参加者同士で議論が進みました。総じてmeetALIVE運営の大きな課題となっているのは、やはり参加者の皆さんとのインタラクティブな交流をどのように作り上げていくか。この点については、今後引き続き運営メンバー同士で深めていきます。

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次に、10月以降の「テーマ」や「出演者」についての議論が交わされました。meetALIVEの方針としては、今後さらにターゲットを拡大し、今は参加の少ない“若手”や“女性”の参加者を増やしていきたいと考えています。では、そのためにどんな「テーマ」や「出演者」を検討するべきなのか。この問いから、議論はスタートしました。

◇女性が参加しやすいオンラインイベントとは?

オンラインに限らないことですが、イベントの登壇者は男性優位である現状があります。登壇者と参加者の性差の関連性は低いにしろ、ダイバーシティに対してイベント主催者側がどのような姿勢で取り組むかは重要です。この点について、ゲストのお二人それぞれからアドバイスをいただきました。

粟生 「男性優位な社会がある中で、女性の参加率を増やしていこうという話はよく耳にします。一方、現状その取り組みとして女性限定イベントが多くなる傾向があり、参加者も女性が集中しやすい。これってなんか違いますよね。持続可能なコミュニティというものは、ナショナリティ、年齢層、性別、あらゆる観点からさまざまな立場の人が参加しやすい必要があります」

松元 「テーマや登壇者、コンセプトはコミュニティの姿勢であり、メッセージでもあります。そのコミュニティのあり方自体にダイバーシティを盛り込めていれば先ほど粟生さんがおっしゃったようなダイバーシティに積極的な姿勢に共感してくれる人が集まり、その結果、若者や女性といった層にも関心が広がるかもしれません。ですから、女性を集めるという目的が先行しないほうが良いかもしれません」

◇若手が参加しやすいオンラインイベントとは?

次に、若手の参加しやすいイベントについての議論では、以前meetALIVEの若手向けイベントを企画していたビッグビートの石塚彩乃さんからコメントをいただきました。

石塚 「当初は経営者と若手それぞれの方向で、二軸に分けたイベントを開催する予定でした。現代の若者は、『自分のことをどう発信するか』、『自分がどう生きたいか』というテーマに関心があります。その想いを仕事に結びつけ、どのようにモチベーションを高めていくか考えられるイベントが若手に響くと考えていました」

ビジネスパーソンを対象にしたイベントとは異なる観点で企画を詰める必要がある、若手向けのイベント。ゲストのお二方も、それぞれの観点からそのポイントを考察しました。

松元 「30代以降のビジネスパーソンは、著名なビジネス界隈のゲストを知っているので、それで集客ができます。一方、20代はまだ、著名なビジネスパーソン自体にはそれほど興味がありません。興味以前に知らない場合も多いのですね。

『私にとってメリットがあるのか』、『私の何を解決してくれるのか』。こうした参加者視点でのアピールポイントを全面に押し出したほうが、イベントとして成功するでしょう。したがって、テーマ出しや言葉の選び方を、世代に合わせた形で丁寧に考えるところがポイントです」

粟生 「実は20代の若者たちは、自分の言葉で語れます。だから、彼らの想いを発表する場を大人が用意して、彼らから学ばせてもらうというのも一つのテーマになるかもしれません。

ちなみに高校生のコミュニティはすごいですよ。名古屋では、高校生がスタートアップにインターンシップに来るというイベントもありました」

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公開企画ミーティングでは、このほかにもさまざまなトピックが上がり、議論が白熱しました。

トークセッションの内容を改善していくだけでなく、meetALIVEのコンセプトそのものの見直しや、日々のコミュニティの醸成といったテーマにも取り組んでいくこと。その積み重ねを通じ、meetALIVEはさらなる成長を続けます。

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2020年9月開催分

【原田泳幸氏登壇】meetALIVE vol.20「今、変革のリーダーに求められること」スティーブ・ジョブズの考えを受け継いだプロ経営者からのメッセージ

開催日時:2020/09/02 (水) 18:00 - 19:30
開催形式:オンライン

お申込みは下記Peatixページよりどうぞ



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