詩 燐光、部分的なる
雷が鳴っていた ある時には 地に臥せたあの顔
我儘な手助けのこころ 求める形と得体の知れない塊
涼し気な力 孵れない 滔々と
ざりざりと破けて体を砕いて手のなる方へ、安らかにしめやかに重なっていくようだ。見たことも感じたこともないそれは出来ないから、愚鈍な春がやってきて理性否定派が花火を打ち上げる。
もう、いい加減に
そんな声もまた一人の
肉雪崩、大切に抱えたものの一部
火に焚べろ、この身を焼くに等しい
粗目とプディング、炒れるところの
介在もしない寂しげな孤立感だけ
歩くたびに光るものだ
足は長い、幾度と止まろうと
冷たい雨が急かした
わたしと言うところの嘘を買い被る。ますます、わすわすと出て来る滓に目を近づけて取ればいないものだ。飽きは空虚に、宣言を台無しにしていく。
血が噴き出ていた
これが、生きることなのですね
洋梨のタルトは生焼けのままに
恥知らずの声と友を中立に量を間違う
これを敷いて、散らばるタルトストーン
途方に暮れ
貪るは
ドーパミン
何もない
安らかなる
落ち窪んだ
我々の
小さき傲慢な手
釘を打ち込み打ち込まれる。 そんなところです。