大切なことは、大きく傷を負わないと見えないものね。

「平らな道」を
ただ歩いているだけでは
人間としての成長は
たかがしれている。

いろんな苦難を乗り越えて
その苦難が大きければ大きいほど
人は大きくなる。

大きな壁を
自分の力で乗り越えた人にしか
見えないものは確かにあり
それを成し得た人だけが
人間として大切なものを
手に入れることができる。


そんなことは
言い古された
至極当たり前のことだけど
その様子を
目の当たりにすると
その古の過去から
語り継がれてきた言葉が
言葉としてではなく
その人の空気と溶け合って
わたしの中に染み入ってくる。

そんな体験をした。