「ロボット イン・ザ・ガーデン」:エンタメコンテンツ偏愛シャッフル

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「小説:ロボット イン・ザ・ガーデン」

これからのどこかの時点で、このような、アンドロイドが活躍する世界は必ずやってくる。
機械が感情を持っていて、そしてタングみたいにぼろぼろになってしまった時、自分はどうそれを扱っていくんだろう、と思った。
AIがどうとか社会の決まりがどうとか以前に、自分は個人としてどう感じるんだろう。
愛着がわくのは、失いたくないものが増えるというのは、つらい。

この本の世界でも、人のロボットやアンドロイドに対する態度は千差万別。
ただの家電と見る人、恋人(?)と見る人、使用人と見る人、大切な相棒と見る人。

生きるものは尊い。
ということは疑いようもないと、ある意味刷り込まれている私たち。

では、それがDNAで脈々と受け継がれてきた生物とは別の、でも知能も感情も痛覚もあるものだったら?

そこに対する人類のスタンスは決まっていない。
そもそもどこかの権威が決めたからといって、いきなり感情はついていけない。
今までの歴史の中で醸成されてきた、倫理と呼べるものに追いついていない。
ただただ人間のように扱いましょう、それが正しい、そうあるべきです、あなたが人間らしい感情を持っているならね、という押し付けにも、違和感がある。
(この本はこのスタンスに見えたかな)

なんて思う間もなく人口知能は人類を追い越して、滅ぼしてしまうのかもしれないけれど。。

東京も出てきます。固有名詞もたくさん出てくるから、あれ、これ洋書だよな、と確認してしまいました。



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