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「決めつけられた一年間をふりかえって」  〜 夏編2 〜


校長先生へ

いつも息子が小学校でお世話になっております。

私は、この春入学した一年生の△△△△の母親です。 

私は校長先生へ手紙を書きました。

息子が、登校班5年生(当時)のR君とS君から暴力を受けていたことをご存知ないかと思い、知っていただきたかったからです。

手紙が校長先生に届き、突然家に来ていただきましたね。

その時、校長先生は、息子が暴力を受けていたことを既にご存知で、もう5年生男子から息子に謝罪をしてもらって解決しているというお返事をいただきました。

それを聞いて、私は安心しました。

でも、その安心は一瞬だけでした。

息子に確認をしてみると、俯いて首を横に振りました。

「ぼくは、謝ってもらったことはない。」と。

私は、後日、校長先生にお電話をしました。

「息子に聞いてみたら、ぼくは謝ってもらっていない、と言っています。もう一度、確認をお願いできないでしょうか?」と。

その時、校長先生はこうおっしゃいましたね…。

「もう、勘弁してもらえませんか。」と。

その返答に、私は、凍りつきました…。

息子は、私以上にショックを受けたことでしょう…きっと。

それから、ますます息子は大人の目を見ることができなくなりました。

理由は、大人は怖いし、信用できないから目を見ることができないそうです。



小学校の親子行事の出欠のお返事

K先生、私達はあなたのクラスの親子行事には参加しません。

息子を決めつけたあなたの行為が許せません。

その後、校長先生に手紙を書きましたが、校長先生から何かお話はありませんでしたか?

あなたの様子を見ていると、何も校長からの話はなく、校長と教師間での情報共有がなされていないのがよくわかりました。

とても残念でした。

新米の校長先生は、あなたに対して、とても気を遣っていらっしゃるのかもしれませんね…。

校長に手紙を書かずに、K先生、あなたに直接申し上げる方がよかったのでしょうか?

私は、入学式から今まで、あなたの人間性をみてきました。

あなたに申し上げたところで、きっと無理だろうと思い、あなたには直接申し上げなかった。

それに、私と過ごす時間より、担任のあなたと過ごす時間の方が多い息子に、何か意地悪なことをされたら怖いという恐怖もあった。

だって息子は人質も同然ですもの。

あなたが築いた一年生の王国…。

あなたが指示をする親子行事には、どんな顔をして参加すればいいのでしょうか?

私は、私の感情をおさえることはできません。

だから、私達は、親子行事を欠席します。


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