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温室の卒業

最近は、高校の卒業式シーズンでしょうか?

私はなぜか高校時代のことをほとんど覚えていないのですが(別に嫌な思い出があってとかではなくて、総じて楽しかったはず)、高校の卒業式でずっと覚えているのは、卒業式のある先生(どの先生かも覚えていない)の

「今まで6年間過ごしたこの学校は、温室です。卒業したら、もう温室ではありません。」

みたいな言葉(これまたはっきりは覚えていないので文言は不明)。

「今まで温室でみんなに守られてぬくぬく生きてきたと思うけど、卒業したらそうはいきませんよ、今までに感謝して、これからは自分で責任をもって生きていきなさい。」みたいな意味かな。

私は、卒業後って、なんて怖い世界なんだ・・・と思ったんですよね。

その後、無事大学に入学し、大学生活が始まるわけですが、大学生も十分ぬくぬく過ごしてしまいました。大学の卒業式で、大学楽しかったなあ、また温室だったなあ、社会人になったらついに温室卒業か・・・と思いました。

そして今、社会人になり、まあ大変なこともあるけど、やっぱりまだまだぬくぬく生きています。

温室を卒業するまで、ちゃんと大人になれていない気がする。

温室の卒業ってそもそもどういう意味だったんだろう。

温室を卒業する日が来たらいいなあ。

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