毒母 2

小学校4年生だったか

母親が同級生のMちゃんのお母さんから声をかけられた

「近所の公立中学はあまりよくないから、私立に通わせないか?そのためS駅のそばにある塾にMちゃんと一緒に通わないか?」

Mちゃんのお父さんは一級建築士でいずれMちゃんにもその道を~なんて考えていたのだと思う。実際Mちゃんが建築士になった姿を数年前ネットで見た。

うちは何故私立に入れようと思ったのか?

母が「公立中学はよくないって聞いたから」

これだけの理由。Mちゃんのお母さんの情報を鵜呑みw 何がよくないのか聞いたら黙っちゃうのでよくわからないけどおそらく

娘がグレる→14歳で妊娠する→ 大変!

このくらいの思考だったと思う。あと、見栄もあったかも。

その頃はバブル期で父にお金も少しあったんだろう。クラスメイトも3分の1くらい受験するようだった

そんな訳で私はMちゃんとわざわざバスに乗って40分程のS駅まの塾に通う事に。

私は母譲りの勉強嫌いなので 塾に行ってもボーっとしていた

高い学費だったので今考えるとお金の無駄だったのだけど

通えば母が喜ぶから従っていた

姉も優秀な生徒が多い塾に通っている妹がいるなんて言われて鼻高々だった。

ただ通わせられた。通えさえいれば何も言われなかった。

うちのお受験問題で一番の問題は何かというと

母親にテストの点を見せるという習慣がなかったのだ

小学校1年生からずっと。

母は塾の点数なんて知らないし気にしていないようだった。

勉強する気がないから成績はかなり悪かったけど、

ただ通えばよかった

一度 わざわざあんな進学塾に行かなくても身の丈に合った近所の塾でいいのでは? と言ってみた事がある。そしたらなんでそんなこと言うの!とキレられた。

この頃から母親に対しての違和感が少しずつ積もっていった

その後第一志望の学校には落ちて(親子面接の時に面接官が私に話しかけたのに全部母親が喋っちゃった・・・)

偏差値が高くない女子校に受かり入学した。

ちなみに一緒に塾に通っていたMちゃんだが、なんか途中で関係が拗れた。

母親は「あんなに世話してやったのにお礼もないからいいわ」と

Mちゃん一家に嫌われたのであった


そういえば 父親は学費を出してくれたけど、娘が通っている学校の名前すら知らなかったなあ。




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