予行練習

私はニートだ。
有給消化も終わり、晴れて立派なニートとなった。しかし、しかしだ。本当に毎日、母に頭が上がらない。
なので、今日から家事全般をやります。と、母に決意表明をした。

そう。晴れて家事手伝いへ昇格をしたのである。ニートと家事手伝いの線引きを、私は知らない。が、昇格したとゆうことにしよう。

朝起きて布団を畳む。洗濯機を回し、朝食を済ませる。前日の洗濯物を畳み、終わった洗濯物を干す。掃除をして、一旦コーヒーを飲む。

大変な重労働である。家事が苦手な私にとっては、働いている方が何十倍も楽だと思った。そう思うと同時に、いつも家事をやってくれている母に、心底感謝をした。
ありがとう母。

終わってからは少し散歩をして、帰りに近所の商店街で夕飯の買い物をした。
夕飯も無事に完成し、今は母の帰りを待っている。

母と暮らすのは幸せだし、楽しい。
しかし、ずっと家事手伝いとゆう訳にはいかないだろう。夕飯を作りながら、スマホで結婚相談所に登録をした。
我ながら器用である。

いつかいつか、
結婚出来る日が来るのだろうか。
家事手伝いは、
その予行練習だと思って続けて行きたい。