にっぽんSAKE紀行 #308、309 熊本 山鹿 菊池 （千代の園、美少年）
日本酒の蔵めぐり、308、309軒目は熊本の山鹿と菊池の２蔵を訪れました。
熊本空港から一旦熊本市内に出て、山鹿行きのバスに乗り換える行程です。ラッシュ時ではないですが、バスは市内に入ったら、少し遅れ気味。。。乗り換えポイントの桜町ターミナルには間に合わないかも。。時刻表やGoogleマップをチェックして、途中の通町筋でバスを降りて、山鹿行きバスの通る、市役所前のバス停まで、てくてくと歩きます。たっぷり余裕をもって、バス停に到着。以前の小倉での経験が役に立ちますね。
あれ、バス停の時刻表に山鹿行きがない？？？電光掲示板にも、山鹿行きのバスが出てこない？？周りを見渡しても、他にバス停はないし。。もう一度Goobleマップをチェックすると、バスは遅れている様子。。うーん、今からだとどのくらいかかるのかなあと思って、所要時間を再検索したら、なんとバス停は歩いて４分くらい離れたところにある！！！！しかも次のバスは40分後。。今日の予定は全部組み直しかあ。。と、とぼとぼ正しい停留所に向けて歩き始めたら、遅れていたバスが真横に停車！前方を見ると信号待ちで止まっている様子。しかも、停留所までの歩道には信号はない！！DASH！！バスと競走して、正しいバス停から乗ることができました。。ううう、朝から走ったので気持悪ぃ。。まあ、予定に戻ったので、ラッキーではありますが。。
バスに揺られて、山鹿の中心部でバスを降りました。
最初の目的地、千代の園酒造さんは昔の街並みの残る街道沿いにありました。お隣は麹屋さんでしょうか？
各種お酒が揃っていて、アイデア商品もありますね。こちらでは純米しぼりたてをいただきました。308軒目のミッション・コンプリート。
山鹿には公共温泉のさくら湯があって、一度は廃止の憂き目にあったそうですが、昔ながらの佇まいで再建されています。外観だけでなく、お風呂もレトロな雰囲気がとても良いですね。。
温泉で暖まったら、バスの時間まで少し町歩き。おお、山鹿灯籠を商っているお店がありますね。
大衆演芸劇場の八千代座も再興されていて、時々上演があるそうです。時間の関係で外観だけ拝見しました。一度くらいこういう小屋でかかる劇を見たいとは思うのですが、畳に座るのが苦手なので、悩ましい。。
今回の旅のお土産は、山鹿羊羹にしました。山鹿は灯籠踊りで有名なので、一番の名物は灯籠もなかですが、ワタクシ的おすすめはこちら。厚手の求肥（ぎゅうひ）でこし餡をくるんだ、結構ボリュームのある和菓子です。山鹿に行く機会があれば、ぜひお試しください。
さて、バスに乗って次の目的地、菊池温泉に向かいます。バスは観光案内所のすぐそばに止まるので、とても便利。観光案内所で電動アシスト自転車を借りて、歩けば１時間半の山道に向け出発。。延々と続く上り道、ギアをロー、アシストを強にしても、足への負担はかなりある。。でも、アシストがなければ、15段変速でも今の脚力では無理かも。。。ありがとう、モーター。。。
まだかな、まだかなと時々地図を確認しながら登ります。登り切って少し降ると、ようやく美少年酒造に到着です。あれ？ここは学校じゃないの？？おー、廃校を酒蔵にしているのですね！
以前は、熊本市の南にあった蔵を、廃校の活用と清冽な水を求めて、8年前にこちらに移ってきたそうです。下調べが不十分という誹りは免れないものの、現地に来ないとわからないことってありますね。
地元の名前を冠した「菊池」を購入して、日本酒蔵309軒目を達成です！
菊池市内への帰りは、気持ち良いダウンヒル。ローギアで登ったところは、ブレーキを絞りながら徐行です。。なんかもったいない感じ。。
街中に降りてきて、そのまま望月旅館の立ち寄り湯に直行！菊池温泉はぬるめのお湯だそうですが、サイクリングで冷えた体には心地よい。。極楽、極楽。。とはいえ、体が暖まったら、熱い温泉好きのワタクシにはちょっとぬるい。。ほどほどで温泉を出て、自転車を返却して、公園で居酒屋さんの開店を待ちます。
菊池の居酒屋はみんな6時開店なんですよねーと観光案内所で言われたものの、何軒か5時スタートのお店もある様子。そのうちの比較的近くのお店に電話をしたら、準備中なので5時20分頃に来てくれとの話。。いやいや、ガイドブックに5時からと書いてあるし、寒いので準備中でもいいから早く入れてくれと、無理をお願いして、「百人一酒」さんに突入です。
置いてある日本酒は、香露。素晴らしい。生ビールをチェイサーにして、気の赴くままにおつまみを注文。。おお、どれも美味しい。。開店時間だけで選んだお店ですが、味よし、酒よし、お店の方との話も弾んで、楽しい夕餉になりました。
菊池から熊本空港へは、肥後大津でバスの乗り継ぎ。駅前は熊本への玄関口として気合が入ってますね。肥後大津駅と熊本空港間のシャトルバスはなんと無料。今度来るときは、このルートを検討してみようと思います。
以前から気になっていた山鹿と菊池、日帰りルートの設計がちょっと難しかったですが、来て見れば楽しい旅になりました。いいですねー、熊本。
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