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わたしの学習歴 〜メディカル翻訳者になるまで編~

こんにちは。メディカル翻訳者のKeiです。
2024年度第1学期の放送大学に申し込みました!
学費の払込書と一緒に「合格通知書」が送られてきて(といってもただ申し込みをしただけで試験を受けたワケじゃないんだけど)、ちょっと嬉しい。
貧乏性なので、なるべく勉強もお金をかけたくない派なのですが、独学ばかりではやっぱり厳しい・・・。

ということで、今回はメディカル翻訳者になるまで&なってからの学習歴を簡単にまとめてみます。
書いているうちに長くなったので2編に分けることにして、まずは「なるまで編」。

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翻訳者になるまでの学習

翻訳者を目指すぞと思ってまず最初にしたのが翻訳者ネットワークアメリア」への入会。

そもそも英語はめちゃめちゃできるわけでもなく、ちょっと人より得意かも…ぐらい。海外で暮らした経験もない。
どんな勉強をすればいいのかとか、翻訳者の仕事って実際どうなのかとか、参考になる情報がたくさんアメリアから得られた。
途中、家の事情などで中断した期間もあったけど、翻訳者を目指していた間+なってからは入会を続け、大変お世話になっている。

とくに活用したのが定例トライアル
実務メディカル、出版フィクション、実務日英ビジネス…などなど、分野別に月替りで問題が出され、応募するとAA、A、B、C、D、Eでレベル判定してくれる。
未経験から応募できる仕事って本当に少なくて、そもそもどれくらいで翻訳者になれるんだ?と思ったときに参考になる。
定例トライアルに応募し続けて、最初はCも多かったのが、そのうちBばかりになり…。
あまりにBばかりが続き、どう頑張ってもAを取れる気がしなかったときには、アメリアのカウンセリングに相談してアドバイスをもらった。ありがたや。
いま登録している翻訳会社2社もアメリア経由で採用になったもの。
ちなみに、翻訳者になったときもBから抜け出せていなかった。なので、定例トライアルでBを安定して取れるようになったら、どんどん実際のトライアルも受けたらいいんだと思う(それでも翻訳者を何年かやってから試しに受けてみたら英日、日英ともAをもらえた。AAじゃないトコロが微妙だけど、きっと実務経験を積んで何か変わったんだろうなぁ…)。

アメリアの定例トライアル以外で、自分の実力の目安にしようと思ったのがTOEIC
もともと英検は準1級、TOEICは800点前後。イロイロ見てると、翻訳に資格は関係ないともあるけど、目安として900点は欲しいとの記載も。
そこで、とりあえず900点を目標にTOEIC対策をして915点を取った。このとき頑張ったのは単語とリスニング。どちらも翻訳の能力に直接は関係しない気がするし、履歴書には最高点だけ書けばいいしと、TOEIC対策はこれにて終了。

あとは、良いと紹介されてる医薬翻訳の本を集めたり、お金はなるべくかけたくないと思いながらもやっぱり独学では限界があるので割安な通信講座(日英実務翻訳、英日メディカル、日英メディカル、CIOMS翻訳など)をあれこれ受講したり。

何が一番役に立ったのかはよく分からない。
けれど、メディカル翻訳者として最初に登録してもらった翻訳会社は、定例トライアルにせっせと応募していた頃にアメリア経由で声をかけてくれた会社で、面接のときにはわたしの履歴書を見て、いろんな講座を受講してるんですね、と言っていただいた。なので、どの勉強も努力も無駄ではなかったんだと思う。

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実際に仕事をするまでは、メディカル翻訳のための本や講座を主に学習していたけれど、仕事を始めるともっと他にも勉強したいことが出てきた。
放送大学では、人体とか細胞とか感染症とかの講座を受けたみたい。様子見でとりあえず1学期は1科目だけにした。
科目履修生は、入学金7,000円。
授業料は、2単位の科目を選んだので12,000円。
合計19,000円。
独学よりは高いけど、通信講座に比べると安い。せっかく申し込んだのだから、しっかり身につけられるよう頑張ろう!

というわけで、次回「なってから編」に続きます。

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