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【学生へのメッセージ】2021/9/25(土)勉強会

※このnoteは、2021年9月25日(土)に実施しました、「第1回 医師と患者さんのコミュニケーションに関する勉強会」の後に実施した事後アンケートの回答をまとめたものです。
イベントの概要、及び参加学生のアンケートについては、こちらをご参照ください。

勉強会終了後、参加された患者さん・ご遺族・ご家族にも事後アンケートにご回答いただきました。そのアンケートの中で、当勉強会に参加した学生へのメッセージを頂戴しましたので、ご紹介いたします。
お忙しいところ、多くのコメントやメッセージをくださり、誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。


科学的根拠に基づく「理」だけではなく、ひとを思いやり、ひとに寄り添う「情」を養い、病気だけを診るのではなく、人を診る医療者になってください。


本物の医療者の役割とは、なにか、社会のなかにおけるそれぞれの役割を考える機会を常に持つことです。時間をかけて、経験を糧にしていくために、このような機会を存分に生かしていただき、社会から支持され、求められる医療者のインフルエンサーになってくださるよう、応援させていただきます。


学生の時から患者家族のリアルな体験を知ることで、今後に活かせることがあれば幸いです。
これからも頑張ってください。


この勉強会は医学生有志の皆さんの自主的な勉強会とお聞きしていました。皆さんの熱意にエールを送るとともに未来の医療への希望を感じています。医療者、患者・家族、社会の三者によって真の医療が進みます。私たち患者・家族をこの場にお招きくださってありがとうございました。


これからの医療を担っていく学生のみなさんが、今回のような企画をし、実現したことに、大変に誠実な想いを感じました。医療は医療者だけが背負うものではなく、患者家族も受け身で終わらず、対話をし、納得し、それぞれの最適につなげていくものであると考えております。『わからないことをわかる』ということが大事だと思っており、その視点にたつと、お互いに伝えよう、理解したいと思えるのではないかと思っています。
今回の素晴らしい一歩が、継続した歩みとなることを願っています。


多様な価値の中で、しなやかに心折れることなく柔軟に伴走していくことは容易ではありません。恵まれた環境では考えもしない過酷な状況、シビアなリアルは案外近くに転がっています。その目の前の現象だけに目を向けるのではなく、歴史や背景にも触れながら人の想いを否定することなく取捨選択のきっかけを渡し続ける優しいお医者さんになってください。


患者や遺族の医療者への希望や傷つき体験、改善点などを伝える事が目的の勉強会であってはならないと思います。患者家族遺族も心して臨むべきだと思います。


今回は貴重な、そして有意義な時間を共有させていただきありがとうございました。
また、準備から当日の運営にいたるまでお疲れ様でした。
皆様の思いに共感し参加させていただけましたことに感謝しています。
医学部の学生さんの授業に参加させていただくのは何十年ぶりかで、また対面式でないことでうまく表現できなかったこと、ご質問に的確にお答えできなかったことを申し訳なく感じると共に、あの後一人反省会をしておりました。
臨床では想定外のこと、様々な人生経験や価値観の方、また年齢層も様々で戸惑うことも多くあるかと思いますが、この企画で繋がった仲間たちと共に、今の気持ちを大切に患者さん、ご家族に安心感と笑顔を届けられる医師になってください。
日々の臨床の場で感じることとして最後にひとつ。医師がどのようにその診察室を作るかで、患者さん、ご家族の理解、態度、治療への意欲など変わるものと感じています。外科系で勤務していますが、昼夜問わず緊急手術もある中、私たちが見ていても「忙しすぎ」と感じる日々でも診察室の空間がはスマートで穏やかなのは、患者さんにとって何よりの環境であり、一緒に仕事をするメディカルスタッフにとっても働きやすく、それぞれの専門性でのサポートが十分機能します。
多忙な日々をおくられることとなるでしょうが、そんな空間を作れる医師になってくださることを願い、応援しています。
また機会がありましたら、お話できることを楽しみにしております。


患者の声を聴く学びの会に参加した医学生の姿勢はとても嬉しく、将来が明るくなりました。できる範囲で応援させてください。


事前にnoteを拝見する時間がなく、当日になってたくさんの地域からこの会の運営に携わっている方がいることを知り感激いたしました。医学生の皆さんとの関わりは何度もございましたが、このような形は初めてでした。今後も皆さんと交流し、情報共有が出来る機会があればと願っております。遺伝医療やゲノム医療が専門分野ですが、またお役に立てる機会があればお声掛けください。これからも応援しています。


いただいたメッセージは以上です。
改めまして、温かいコメントやメッセージをありがとうございました。
運営の医学生としても、頂いたお言葉を大事に、より一層日頃の学習に励む所存です。

今後も定期的に勉強会を開催しますので、どうぞよろしくお願いいたします!