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未経験からの挑戦!PdMの成長奮闘記を聞いてみた

こんにちは。メドレー採用担当の樋口です。

メドレーのプロダクトで重要な役割を担っている一つが、プロダクトマネージャー(PdM)のお仕事です。

ユーザーやクライアントの声を聞き、様々なステークホルダーと折衝しながら仕様に落とし込み、よりよいものを作っていく、その中心。メドレーのプロダクトはそのような方々の不断の努力によってユーザーへの価値提供ができています。

今回はそんなPdMに部署異動によって未経験から挑戦している、患者エンゲージメントグループの栂瀬(とがせ)さんにお話を聞きました!

栂瀬さん
医療プラットフォーム第一本部 患者エンゲージメントグループ
メドレーに入社後、CLINICS事業部にて医療機関へのシステム導入・活用支援を行うカスタマーサクセスを経て、現在は患者エンゲージメントグループでプロダクトマネージャー(以下、PdM)として患者向けのプロダクトに携わっている。


患者エンゲージメントグループのミッション

―まず栂瀬さんが今所属されている「患者エンゲージメントグループ」のミッションと、どんなお仕事をされているかについて教えてください。

患者エンゲージメントグループは、一言で表すと「ユーザーの拡大・アプリの活用促進」というミッションを持っていて、患者さんや一般の方向けのサービスの開発ディレクションやマーケティングプロモーションなどを担っています。
グループはマネージャー1名にメンバー3名の計4名。
メンバー3名のうち、私含む2名がオンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」(以下、CLINICSアプリ)を担当しており、同じくCLINICSアプリの開発を担当する9名のエンジニアとチームになってプロダクトに携わっています。
あと1名はオンライン医療事典「MEDLEY」を担当しています。

現在私はCLINICSアプリの担当としてサービスをグロースさせるための部署横断的な施策や機能開発の要件を決めたり、資本業務提携したNTTドコモさんとマーケティングを推進する役割を担っています。

医療現場と向き合うカスタマーサクセスを経て、患者と向き合うPdMへ

メドレーとの出会い

―栂瀬さんは、メドレーに入られる前は看護師として活躍されていたんですよね。

はい。大学時代に進路に迷っていた時、哲学や心理学などの倫理や、生理学などの実用的な学問までを体系立てて学べることや、それらを実践にまで落とし込めるところに魅力を感じて、看護を学べる学部へ進学しました。
看護学の中でも「看護理論」という患者さんとの関わり方などを体系的に定めたものがあるのですが、私はそれを学ぶのが好きで、現場に出たらそれを実践してさらに発展できたらいいなと考えていました。

ところがいざ現場に出てみると現場は多忙で、看護理論の実践どころではなく、理想との大きなギャップを感じました。
そして看護師の業務過多に課題を感じ、これを改善したいと思うようになりました。
また、これまでの取材でもお話しましたが「退院された患者さんが、経過観察等で引き続き通院が必要だったにも関わらず、通院が億劫になってしまって治療から離脱してしまった」といった、病院外での患者さんとの関わり方も課題に感じていました。

―実際に医療の現場で課題を感じていた中で、メドレーに興味を持って、まずは話を聞いてみたい、と応募されたんですね。

最初は面談という形で話を聞きに行きました。当時はオンライン診療のサービス提供に加えて、ちょうど電子カルテも作り始めている時期だったと思うんですが、ゆくゆくは医療のプラットフォームを確立していくことで、病院の業務効率化や患者さんへの情報還元を目指していきたいと聞いて、ちょうど自分の課題感に合致していたのがすごく印象的でした。

―自分が思い描いていた世の中を実現できるのではと感じられたんですね。それで、メドレーにご入社されたと。

看護師経験を活かしてほしい、ということで最初はカスタマーサクセス(医療機関に対してシステムの導入・活用支援を行う)を担当し、その後今の患者エンゲージメントグループに異動しました。
活用促進としてお客様の活用状況を把握して施策を検討したり、お客様の要望から本質的な課題を抽出して開発サイドに情報共有するチームを推進していたのですが、進めている中で私も作る側に回りたいという気持ちが芽生えてきて。
あとは、もともと患者さんの受診について関わりたいという気持ちがあってメドレーに入社したこともあって、まさに患者エンゲージメントグループの目指すことと合致していたので、声をかけてもらったことをきっかけに挑戦を決めました。

未経験からPdMへの挑戦

―未経験からPdMへの挑戦になるわけですが、どのように経験やスキルを積んでいったのですか?

最初にマネージャーからディレクターのスキルツリーをもらって、「そのチェック項目を埋めていけるように頑張ろう」と言われたので、まずはその項目に関する本を読んでいきました。知識のインプットはそれくらいで、どちらかというと実践が一番効いたと思っています。

異動してすぐにアサインされたのが、CLINICSアプリのリニューアルという大型プロジェクトで、1年がかりのものでした。
プロジェクトの序盤(ゴール設定や上流の設計)から終盤(実装・リリース)までのすべてを経験することができて、かなり糧になりましたね。
協力会社さんと共にプロジェクトを進めていく過程で、一つ一つ自分なりの理解に落とし込んでいって、プロジェクトはこうやって進めていくんだなということを学びました。

―実践しながらキャッチアップしていったんですね。

すごく良い経験でした。それと並行して、CLINICSアプリにお薬手帳の機能を追加する短期プロジェクトにもアサインされました。

お薬手帳のプロジェクトはデータ設計をもとにアプリのUI構造に落とし込む、いわゆるプロジェクトの後半的な部分でした。技術的な話も多くキャッチアップが大変でしたが、チームのエンジニアが気軽に相談に乗ってくれたおかげで大きな困難なくやりきることができました。
リニューアルのプロジェクトの初期段階を経験しながら、お薬手帳のプロジェクトを並行して進めていくことで、短期間でPdMとして濃縮された経験をすることができたと感じています。

―PdMは社内外の様々なステークホルダーと一緒に仕事を進めていきますよね。苦労したことはありましたか?

CLINICSアプリはメドレーの他のプロダクトとも連携していて、影響する範囲が広いので、他部署や社外の方と事前に調整をする必要があるのですが、最初は「これを開発した時にこっちにも影響が出るかもしれない」といった洗い出しがやりきれずに苦労していました。

―プロジェクトをいかにスムーズに進めていけるかにも繋がるし、ここってPdMとしての立ち上がりの際のひとつの大きな壁ですよね。
このあたりは肌感覚や経験値が問われる部分も大きいかとも思うのですが、ご自身がそれほどまだ経験がない中で、どう工夫してきたのですか?

一番はマネージャーに相談することですが…。あとは失敗したら失敗集みたいなものを残しています。「なぜ自分は失敗したのか、その時どう考えていたのか」といったことを書いて、次回以降その視点は忘れないように留意しています。
常に自分の仕事を省みるようにしていて、これは今でも続けています。

▲栂瀬さんの「失敗集」。
ページをスクロールした先にも多くの学びが書かれていて、日々の努力の積み重ねを感じます

自分の成長、やりがい

―PdMをやっていて楽しいなとか、醍醐味を感じる瞬間はどういう時ですか?

まだまだ自分に満足はしていないのですが、自分の失敗集に書いたことを意識して、一歩一歩着実にステップアップできていると感じる時ですね。

―大事ですね。あとはこれまで医療機関側から患者さんの側を向くようになって、いかがですか?

プロダクト改善のためにユーザーインタビューを行うのですが、お話を伺う中で、
「こういう風にCLINICSアプリに助けられた」というエピソードをたくさんいただくことができて、今やっていることはちゃんと人のためになっているんだなと感じられています。

例えば、CLINICSアプリを使っていただくシナリオの一つとして「生活習慣病で定期的に通院が必要な方が、通院の負担を減らすためにオンライン診療を受ける」パターンを考えていたのですが、それに合致する患者さんがしっかりと使っていて「CLINICSアプリのおかげで時間短縮することを感じられた」と仰っていた時は、自分たちの仮説も間違っていなかったし、ちゃんと価値提供できているなと感じられて嬉しかったです。

―まさに「患者さんの受診に関わりたい」とメドレーにジョインする際に考えていたことが実現できて、価値提供までを実感できたのですね。いいですね。

「知りたい」欲が、PdMの原動力?

―少し話は変わりますが、栂瀬さんは、ご自身をどんな人だと捉えていますか?

そうですね…目的達成欲が高い人間だと思っています。自らゴールを設定して、自分の中での正解を見つけ出したいというのが強いです。

―なるほど。あとはここまでお話を伺っていて、限界を決めずに色々なことを学んで、挑戦している方なんだなと感じていて。
とはいえ、「まず、これを学んでみよう」の「まず」があるじゃないですか。この「まず」は、「興味を持つ」以前に、とりあえず手に取って学んでみるという感じですか?

はい。まずは手に取ってみていますね。その中で興味を持ったら、より深く知っていこうと考えています。

―ちなみに趣味とか、休日はどんなことをして過ごされているんですか?

私、「ブラタモリ」が好きで…!
番組で紹介された土地にたまに行ったりしています。

―どうしてブラタモリがお好きなんですか?

タモさんが持っている知識の豊富さがやっぱり素晴らしいっていうのと、例えば「江戸時代にこの土地はこういう役割をしていたから、この地名がついた」みたいなのを知ると、昔があって今がある、という歴史の偉大さを感じることができるのが面白いんです。

―誤解を恐れずに言うと、ちょっとオタク気質なんですかね?いい意味でですよ、もちろん!新しい、自分の興味のある情報が入ってくるのが好きなんでしょうね。

目の前の事象に対して背景があることを知れるのがすごく嬉しいんですよ。面白いし。そこの知識欲を高めてくれるのがブラタモリです(笑)

―知識欲を満たしてくれる!なるほど。
だからPdMのお仕事が向いているんだと思いますよ。
PdMって、基本的には「どうしたらユーザーを動かせるのか」を考える仕事だから、ユーザーの行動や思考に対して「これってなんでだろう」がどうしても知りたくなってしまう欲求は原動力になると思うんですよね。

はい、「ユーザーはこのように考えているからこんなアクションをしたら効果が出るんじゃないか?」と仮説を持って取り組んで、実際に数字で結果を見ながら試行錯誤していく仕事なので、常に新たな気づきが得られて楽しいですね。

こんな人と働きたい

―栂瀬さんはどんな人と一緒に働きたいですか?

物事をフラットに偏見なく見られる人、数字ベースで考えられる人ですね。あとは幅広くディスカッションできる人、当たり前ですが大事だと思います。

―建設的にディスカッションできて、合理的に判断ができて…。メドレーが大切にしているOur Essentialsの「建設的に進める」はまさにそうですよね。

あとは、toCサービスのグロースに関する知識・経験を持っている方だとよりありがたいです。
アプリをグロースさせるため日々学びながら試行錯誤しているのですが、自分自身に深い経験があるわけではないので自分の意思決定が正しいのか不安な部分も正直あります。
専門知識を持っている方、経験豊富な方と一緒にプロジェクトを動かしていけると、すごく心強いです!

メドレーに入社してからはじめてPdMに挑戦している栂瀬さん。多くのステークホルダーと仕事を進める中で、未経験であることを言い訳にするのではなく、自分も1人のプロとして参加しているのだという強い自覚とハングリー精神を感じました。
メドレーではこのように挑戦・成長意欲のある方を絶賛募集中です!
医療という社会貢献性の高い領域へ、一緒に挑戦しませんか?


※本記事内の写真は感染対策に配慮しながら撮影しています。


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