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アートで暮らしを豊かに

みなさん、こんにちは!ライターのゆりなです。
初めて記事の執筆を任され、緊張していますが、温かい目で見守っていただけると幸いです。

さて、8月4日は『ケロケロ見聞録』あーっと驚くアート?!〜暮らしの中を生きる芸術〜の放送日でした。
テーマは「アートと暮らし」。出演者はめい、そして今回初登場のハルの2人でお送りしました。

出演者の2人(左からハル、めい)

「アート」というと、美術館に出向いて楽しむものであり、「敷居が高い」「近寄りがたい」そんなふうに感じる人も多いかもしれません。
しかし、アートの展示方法や鑑賞方法は変化し、イメージに反してアートは私たちの身近になってきているのです。

変わりつつあるアートのあり方のうち、番組ではとりわけ「アート×街」に焦点をあてました。そして、福岡市経済観光文化局文化まつり振興部アートのまちづくり推進担当の梶原慶子さんへのインタビューも交えつつ、「私たちの暮らしにおいてアートがどのような役割を果たし、可能性を秘めているのか」を議論しました。

この記事は、九州大学の現役学生が制作するラジオ番組「ケロケロ見聞録」(ラブエフエム国際放送、毎月第1日曜よる10時から)をより深く楽しめる情報を提供するものです。
この記事に興味をもって下さった方は、ぜひ各種サービスでケロケロ見聞録をお楽しみください!

1,8月放送の振り返り

 ここでは議論の一部を紹介します!
 まず、アートの定義を確認した2人。Chat GPTに答えを求めたところ、

人間の創造性や想像力を駆使して表現される活動のことで、美的な価値や感情、政治的なコメント、哲学的な洞察を伝達する手段としても機能する

と返答が返ってきます。アートとは多様な目的や手段を持つものであり、広義の言葉であることを確認しました。

 続いて、話題は「アート×街」に移ります。アートを利用した街づくりの実例をいくつか取り上げる中で、私たちの住む福岡でもFukuoka art Nextという取り組みが行われていることを知り、「アート×街」という新しいアートのあり方が広まりつつあることを勉強しました。

 その後、梶原さんへのインタビューを通してFukuoka art Nextについて深堀りしました。

めい:アートが街や社会の中でどんな存在になり、どんな役割を果たしていくと考えていますか?
梶原さん:Fukuoka art Nextの事業をスタートしてからアーティストの方と企業が協働してプロジェクトを行うことが増えています。そのプロセスの中で関わる人たちがアートの面白さに触れてワクワクしたり、仕事へのモチベーションが高まったりする。こうしたことが街中でたくさん起こっていくと福岡はめちゃめちゃ面白い街になるんじゃないかなと思っています。福岡に住んでいる人も、外から来る人も、福岡が面白い街だと感じられるような状況になればいいなと思っています。
めい:なるほど。世の中がどんどん効率を求めるようになってきて無駄なことを省く風潮にある中で、Fukuoka art Nextの活動で行われているようなワクワクを生み出すことは当たり前のようでいて、実はみんなが忘れていることなのかなと思います。働く中でワクワクするイメージがあまりないけれど、福岡自体がワクワクを生み出す街になれば、ワクワクしながら働けるようになると思います。

 豊かな人生には楽しみが必須。しかし、効率重視の現代において、楽しむことは忘れられがちです。日常のワクワクや楽しみを取り戻してくれるアートは現代人に必要なものであるといえるかもしれません。

 最後に、アート×街づくりが果たす役割や可能性について議論しました。その中でアート×街づくりが抱える課題について次のような会話がありました。

めい:Fukuoka art Next自体は現時点でも素晴らしい活動ではあるけれど、アートに全く興味のない人や、アートに対してマイナスなイメージを抱いている人にどうアプローチするかについてはまだいろんなアイディアが出せそうだなって思う。
ハル:そういう観点ではFukuoka Wall Art Projectで壁にアートを展示するのはいい取り組みですよね。アートに興味がない人の目にも絶対に入ってくる、それがきっかけでアートに興味を持つ人は絶対にいると思います。
めい:そうだよね。今は工事現場の壁や商業施設の階段にアートを展示しているけれど、もっといろいろな場所で展示するようになっていろんな人の目に留まるようになればいいなと思う。

放送を通して、アートには多様な役割があり、活用の可能性を秘めていることを確認しました。しかし、現状ではアート×街づくりの取り組みに課題が残ることも明らかになりました。

2,アートを身近に感じるには

 番組内では、自治体や企業が主導してアートを身近にする取り組みを取り上げました。アートをさらに身近に感じるためにそれらの取り組みを強化していくことも一つの手ではありますが、ここでは、アートを身近に感じるために私たち個人ができることをいくつか紹介したいと思います。

①美術館やアートイベントを訪れてみる

 アートを身近に感じたいならば、まずは美術館やアートイベントを訪れてみることをおすすめします。芸術の知識がなくても作品に対面して非日常に触れることで、心の余裕を取り戻したり、作品からエネルギーを受け取ったりすることができます。

番組内でも紹介した福岡のアートイベント「FaN Week」は9月14〜29日まで福岡市美術館・福岡アジア美術館エリアで開催されます。興味のある方はぜひ!

②公共空間のアートを探してみる

 時間に余裕がないという人は生活空間の中のアートを探してみるのがおすすめです。番組でもアート×街づくりの例をいくつか紹介しましたが、壁画やポスター、駅前のオブジェなど、案外アートは街にあふれているものです。いつもは素通りしてしまう日常の風景の前でふと足をとめて作品に込められた意味やメッセージに思いを巡らせてみるのはどうでしょうか。

③家や仕事場にアート作品を飾ってみる

 さらにそれほど時間をかけずにアートを楽しむ方法として、手軽に購入できるポスターやポストカード、オブジェ、レコードなどを家や仕事場に飾ることを提案します。時間に追われて余裕を失いがちな日常生活の中で、ふとアート作品が目に入れば心を落ち着かせてくれるでしょう。

④自分でアートを創ってみる

 アートを鑑賞するだけでなく、自分自身で創ることでアートをさらに身近に感じられると思います。美術、書道、音楽、料理、手芸、ダンスなど、自分の気に入った活動で自由な表現を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

個人でもできるアートを身近に感じる方法として以上の4点を紹介しました。
アートを楽しむことは生活にさまざまなよい影響を与えてくれます。アートに興味がある人もない人も、これらの方法を試してアートを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

3,SNS展開

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