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【特集】寝る前に「怖い」と感じたことはありませんか?

こんにちは!ケロケロ見聞録番組編成チームもりぞーです。前回のとーこちゃんに続き、第2回目の特集記事を担当します!

今回私がお話しする内容は「死生観」です。人によってはちょっとだけ重い・難しいと感じる人もいるかもしれませんし、私も最後の最後までこのトピックでいいのか悩みました。しかし、私が苦しい経験をした時に他の人の話を聞いて安心し、同時に自分の状況を理解することができたので、私も同じようにこの記事を読んでくれた誰かの役に立ちたいと思ったので挑戦してみます。

私の話

突然ですが、皆さんは寝るのが怖いですか?それはなぜでしょうか?

1年半前、私は人間関係からのストレスで、パニック障害になりました。夜ご飯を食べていると急に咳が止まらなくなって、次第に呼吸ができなくなり、その日を境に日常の中で突然呼吸ができなくなったり、体の震えが止まらなくなったりすることが起きるようになりました。何気なく過ごしていた毎日が一変して常に死の恐怖に怯える日々になり、夜になると「寝てしまったら私はこのまま死んでしまうのではないだろうか」という不安から一切眠れなくなってしまいました。今思い出しても当時が今までで一番辛い時期でした。今は積極的に運動を取り入れたり人と話すことを心がけて、症状も落ち着いて毎日元気に過ごしているのですが、先日「ソボク」という映画を観に行ったことをきっかけに改めて私の死生観について自身の経験をもとに考えるようになりました。

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運動の一環で取り入れた散歩の中でよくきれいな空の写真を撮っていました

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映画について

ストーリーは、クローン技術により特別な事情がなければ死ぬことがない人間のような生物であるソボクが作られ、その技術をめぐり様々な立場の意見がぶつかっていくものでした。ある人は、技術により人の生死を操れる「神のような力を手に入れた」と喜び、ある人は「死によって人は人生の意味を追求し、死こそが人間を人間たらしめる」と技術が世に公開され生命の秩序が乱れることを恐れていました。

眠るのは怖いですか?

ストーリーの中盤で、ソボクが余命半年の人間に「死ぬのは嫌ですか」と質問し、人間が「よくはないな。俺の人生は良かったとは言えないが、いざ死を目の前にするともっと生きたいと思う。俺は生きたいのか、死ぬのが怖いのか。」と答えました。人は日常の中で死を大きく意識することはないと思いますが、死に対する恐怖はみんなが1度は抱いたことがある感情だと思います。それは死を経験した人がこの世にいないので、自分たちで死を想像することしかできないからだと思います。人はいずれ死ぬという事実は全ての生き物で変わりませんが、だからと言ってかつての私のように毎日死に怯えながら生活するわけでもありません。なぜでしょうか。それは「必ず次の日に起きることができると信じているから」です。これはソボクの「死とは眠るようなことだと聞いたが、なぜ人は寝ることを怖がらないのか。死ぬことは怖いのに。」に対する余命半年の人間の答えです。私はこの「信じる」という言葉にとても納得しました。つまり我々は信じる者は救われるという言葉のように、「明日がある」という不確実で曖昧な思い込みで毎日幸せに生きることができているのだと気付きました。だからこそ毎日安心して眠ることができるのだと思います。

信じるとは

生きる意味とか目的とか人生においてそういったものももちろん大切ですが、我々は「明日があると信じる」という気持ちを持っていなければ、そもそもそういった意味や目的を見つけることができないのではないかと思います。では、どうしたら信じることができるのか…ですが、それは私も正直まだ分かっていません。ですので、今後は「明日を信じるには、とは」について自分なりに考えていきたいと思います。

最後まで読んでくださった皆さんありがとうございます。ぜひみなさんの感想・意見を教えてください!

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