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ヘルステック・デジタル技術関連ニュースまとめ 2024#39

この1週間に弊社Facebookページ等で紹介したヘルステック・研究・産業、ロボット・AI等デジタル技術関連ニュースをまとめて紹介します。
※ 記事のリンクが切れている場合は記事名で検索していただくとヒットする場合があります。
※ 過去のまとめはこちらのマガジンに。

今週の個人的注目トピックは

  • PHRを活用した健康情報管理・疾病予測の取り組みが広がる。Predict Oneを使用した疾病予測アプリが月500円。

  • ファーウェイのウェアラブル血圧計(スマートウォッチ型)が24時間血圧自由行動下血圧(ABPM)測定に対応。電池持ちの良いHuaweiならでは。

  • メディカルクリエーションふくしま20周年。私も初参加しました。

です。


・医療AI

ファーウェイ、AIを活用した精密医療を促進する医療技術デジタル化2.0ソリューションを発表 |Huawei (2024.09.24)

「このソリューションは画像データのインテリジェントなセグメンテーション、検出、定量分析をサポートし、AI分析と補助診断を自動的に完了させることができ、見逃し診断率を効果的に減少させます。診断時間は40%短縮され、診断と治療の効率が大幅に向上します。」

Huawei (2024.09.24)

頚椎骨折検出AI「CINA-CSpine」- FDA認証を取得|The Medical AI Times (2024.09.27)

国内の骨折検出AIは兵庫県立大での研究以外にもスタートアップがあったような気がするがどこだったか思い出せない…

「CINA-CSpineは、米国と欧州の複数の施設から提供された、36の異なるスキャナーモデル(5ベンダー)から取得される300以上の非造影CT画像で検証され、感度90.3%、特異度91.9%を達成している。」

The Medical AI Times (2024.09.27)

内視鏡レポート作成支援ソフトウェア新発売 AI技術を活用して上部消化管内視鏡検査レポート作成の負担を軽減|富士フイルム (2024.09.26)

病院業務負担軽減AIソリューションに内視鏡レポートも。

「今回発売する上部内視鏡レポート作成支援ソフトウェア「AR-G1」は、検査中に医師が撮影した静止画像の撮影部位を認識。画像の明るさやピントに加え、胃壁の伸展度合いや撮影方向といった日本消化器がん検診学会のガイドラインなど*9に則った判定基準をもとに適切な静止画像を自動で選択*10してレポートに貼付します。選択された画像を医師が確認し、必要に応じて別画像に差し替えることも可能です。レポート作成のために撮影された多数の静止画像の中から、必要な画像を探す負担を軽減することで、内視鏡検査ワークフローの効率化を支援します。」

富士フイルム プレスリリース (2024.09.26)

疾患発症リスクをAI予測、5000万人医療データで MDV - 日本経済新聞 (2024.09.27)

「糖尿病やがんなど34疾患について3年以内の発症リスクを算出」
「月額550円で提供」

日本経済新聞 (2024.09.27)

使用しているAIはSonyのPredict One。

関連


・医療DX

TIS、住民の健康・医療情報をひとつのPHR基盤サービスで管理する「ヘルスケアパスポート」を宮崎県都農町で展開|TISインテックグループ (2024.09.26)

「TISの「ヘルスケアパスポート」は、生活者の健康・医療情報を医療従事者や家族と共有できる PHR基盤サービス」

TISインテックグループ  プレスリリース(2024.09.26)


・フェムテック

スマートウォッチで女性向けウェルネスアプリ提供 – Zepp HealthとWild.AIが提携|The Medical AI Times (2024.09.24)

「生理周期やホルモンの変化に基づいた「パーソナライズされた健康管理ソリューション」が利用できるように」

「Zepp Healthによると、従来のスポーツ医療研究の80%が男性に焦点を当てていたため、女性は男性向けに設計されたテクノロジーに頼らざるを得ない状況があったが、この提携はその状況を変える可能性を秘めているという。」

The Medical AI Times (2024.09.24)

【まとめ】2024年のフェムテック市場|木村 恵 - フェムテックや健康経営の社会情勢やビジネスモデル|NewsPicks (202409.22)

2024年4月~8月の国内フェムテックトレンド等のまとめ。
個人的にはロート製薬に注目。


・ウェアラブル

ファーウェイの新型スマートウォッチは「24時間血圧検査」に対応 | Forbes JAPAN 公式サイト (2024.09.25)

個人的にはHuawei Watchの最大の利点は電池持ち。
そのHuawaiでも24時間血圧自由行動下血圧(ABPM)では1日しか持たない。他社で1日持つABPMウォッチを開発できるかどうか。

慶應義塾大学 装着型ロボットによる介護予防プログラムの研究結果と効果を発表 高齢者の通常歩行速度が33%アップ|ロボスタ (2024.09.25)

HAL腰タイプ(Cyberdyne社)での運動プログラムで短期間でサルコペニアの改善が見られたとの報告。

論文は
Efficacy of exercise with the hybrid assistive limb lumbar type on physical function in mobility-limited older adults: A 5-week randomized controlled trial.

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531556524001785?via%3Dihub

論説室から/医師が補助具開発 医療現場の負担軽減、急務に 論説委員・鈴木俊彦 | 日刊工業新聞 電子版 (2024.09.23)

生成AIによる文書作成支援以外でも器具等による医師の負担軽減が重要。放射線科のプロテクター重量負担軽減補助具の事例について。

archelisやマッスルスーツなどアシストスーツの活用もどうぞ。


・大学・研究

ノーベル賞候補・東大研究室からスピンアウト。“光”の量子コンピューター、商用化への道筋|BUSINESS INSIDER (2024.09.24)

注目が多いのは本題ではないここの部分。

「国立大学の法人化前は、競争的資金を取らなくても、数百万円の研究費はあったが、いまは100万円ないかも、という世界です。東大の先生といえども、競争的資金をとりにいかないと、『ど貧乏』という状況を変えない限り、日本は沈没すると思います」

BUSINESS INSIDER (2024.09.24)

医薬品、医療機器開発における患者・市民参画拡大に向けた共同研究を国立がん研究センターと開始|シミックホールディングス (2024.09.26)

https://www.cmicgroup.com/news/20240924_1?cl=navi

1. 患者・市民と企業の相互理解の促進
2. 教育・研修プログラムの充実
3. エコシステムの構築

を目的としたプロジェクト。


・スタートアップ・起業

令和6年度橋渡し研究プログラム(大学発医療系スタートアップ支援プログラム)における医療系スタートアップ支援拠点の採択について|AMED (2024.09.24)

筑波大・がん研究センター・慶應義塾・九州大の4拠点に。
橋渡し11拠点中10拠点が申請、ヒアリング8拠点で採択4拠点。

【研究者の起業】GAPファンドの申請と事業化推進機関の見つけ方|Beyond Next Ventures

VC(事業化推進機関)と組んでGAPファンドに申請するための前提理解について。

研究成果と事業化(創業、カンパニークリエイション)の間にあるもの|yato (2024.09.25)

事業化のために重要なコミュニケーション・情報共有/開示の基礎知識について。

VCが語る地方におけるスタートアップ起業と成長 Conference of S venture Lab.|M&A Online (2024.09.27)

若手の起業と先輩起業家によるメンタリングに期待。


・マーケット・企業

医療機器参入で成果報告 松阪の異業種6社|伊勢新聞 (2024.09.22)

「各社への医療機器メーカーの訪問を進め、大手企業のPB(独自ブランド)商品の受注につながった。新規商談は60件、受注したPB案件は5件を数える。」

伊勢新聞 (2024.09.22)

マレーシア病院大手、買収で医療ツーリズム強化 - 日本経済新聞 (2024.09.24)

「三井物産が3割超出資するIHHヘルスケア」。

マレーシアを中核としたアジア富裕層への医療サービス提供は日本にも商機があるのではと感じているが、マレーシア・インド・シンガポールと違って英語圏でないところが日本のネックか。

スター精密、成長戦略の一環としてメディカル事業への参入を検討開始:日本経済新聞 (2024.09.27)

マイクロ手術ロボットのF.MED、高性能ロボットハンド・減速機のミューラボに出資。

https://star-m.jp/ir/files/ir_news_20240927_01.pdf


・行政・規制

AI医療機器、開発支援へ 経産省、海外展開を後押し(共同通信) (2024.09.21)

経産省は特に今年から医療機器産業については国際戦略を重視。


・イベント

メディカルクリエーションふくしま20周年/医療機器の最前線(1) 改良重ね日々進化 県内事業者高い技術力 福島民報 (2024.09.18)

今週末の展示会20周年に合わせた記事シリーズ。本日までに全5記事。

(2) 極細の内視鏡製造 住田光学ガラス 需要に応じ開発

(3) 世界最小径を実現 福島県矢吹町のエスクが貢献

(4) 産業との橋渡し役 一体的に事業者支援

(5) 若者の発想に注目 学生コンテストを創設

メディカルクリエーションふくしま(MCF)大賞2024 最終審査に進む企業が決定 (2024.09.21)

エントリー34社からファイナリスト7社が決定。
表彰式は27日(金)17:15からの交流会にて。

「命のエンジニア」臨床工学技士の仕事を知って 電気メスや血管エコーなど体験|三重テレビ (2024.09.23)

↓これは全国的な課題か地域偏在等の問題かどうか。臨床工学技士自体はまだ足りないようなのでぜひ底上げしていきたい。

「医療機器を扱う臨床工学技士は、医療現場からの需要は高いものの、臨床工学科がある大学などでは定員に満たないこともあるのが現状で、関係者はまずは業務内容を知ってもらいたいと話していました。」

三重テレビ (2024.09.23)

生命科学DOKIDOKI研究室15周年記念特別対談 「再生医療、ロボットとAI、若い人たちへ」|テルモ生命科学振興財団 (2024.09.24)

大和雅之先生×高橋政代先生。

【ワンクリックで簡単チェック】薬機法&医療広告ガイドラインチェックAI |Medrock (2024.09.25)

ヘルスケアの法規制対応がどんどん大変になっている中で、中小・スタートアップではリーガルチェックサービスが安価に使えるようだと非常に助かる。


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