第一線で活躍するには〜身体の故障こそが強み
症状を通して自分を見つめていく
アスリートの方に限ったことではないのですが、私が大切にしていることの一つに「症状を通して自分を見つめていく」という手法があります。
この手法の根本には、「何かしらの症状が現れるということは、それ自体が自分自身からのメッセージである」という捉え方があります。
私自身がこの手法を見いだしてから、数多くの方にも伝えてきましたが、この原理を利用することで、自分にとってふさわしい方向に意識を変換することができるようになります。
簡単ではありますが、今日は私の拙著から一部を抜粋し、このテーマについて案内していきます。以下、抜粋した内容になります。
症状から気づきを得てプレーの質を向上させる
私自身が右肩の症状を通して自分を見つめていったとき、実際には、そこに非常にナイーブな感情の問題が潜んでいました。何か大きなものに対して、自分が縮みあがっているような感じで、恐怖感のようなもの。
わかりやすく言うと、子どものころに父との間で体感した気持ちでもあるのですが、それだけではない、もっと大きなものに対する恐怖感のようなものでした。
そのようなトラウマ(過去の感情)を抱いていたからこそ、存分に力を出し切れなかったのです。少し専門的に言うなら、ボールを投げるときに身体全体を上手に使いきれていなかったため、右肩に負担がかかり、それが右肩の故障の大きな要因にもなっていたのでした。
もちろん高校時代のときに、この問題を解決していたら、もっと活躍していたと今では思えます。しかし、そのウィークポイントがあったからこそ、今の現実の中でひも解くことができ、安定感のある自分を保てています。
各種の症状に着目することが大切なのは、その部分にこそ、自分自身をひも解く「カギ」があるからです。そのウィークポイントと言える部分は、故障をしやすい箇所でもあります。
身体は自分自身を知るための教科書でもあります。さまざまな記憶が埋め込まれていて、それが自分自身の弱さにもつながっています。それを知っていくことが大切だからこそ、症状として現れてきてくれている。私はそのようにも捉えています。
あと一歩がでない
ここというときに力を出し切れない
同じ失敗をくり返してしまう、など、
人によってさまざまな悩みがあるかと思いますが、このような問題は、身体を通して、自分と対話をしていくことで解決していくことができます。
症状が現れることや、心の弱さと捉えられることがあったとしても、それを悪いことのように捉える必要はありません。
見方を変えれば、自分自身を成長させるチャンスです。
もっと自由に
もっと高みに進んでいくための
自分の内側からの案内なのです。
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