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医学部医学科入試 面接編

医学部医学科入試では推薦、二次試験に面接がある。私が受験生のときは東大理Ⅲと九州大学医学部医学科は面接がなかった。

しかし、今ではこれらの大学も面接が導入されている。医学科を目指す以上、面接を避けることはできない。

医学部の面接は基本的に合否ライン上の受験生のうち、弾くべき人を弾くシステムである。

数年前に入試不正があったので、今では露骨な合格点の調整などは基本的に難しいので、行われないと個人的には思う。

医学部の面接では、コミュニケーション能力、清潔感など様々なことが重要であるがここでは、コミュニケーション能力について述べていこう。

コミュニケーション能力とは友達の多さや明るい性格を示すものではない。

医学部に入学したら分かると思うが、医学部の同期のなかにも友達が少ない人や、根暗な人はいる。大学はその人の交友関係なんて全く気にしてない。

コミュニケーション能力とは「適切な相手と適切な場で意志疎通ができる能力」である。

今回は面接という場面において大学関係者ときちんと意志疎通ができるかということである。

聞かれたことに関して簡潔に論理的に応える。聞かれていないことは話さない。敬語をきちんと使うなど当たり前なことができているかである。

実際に、医学部の学生で意志疎通ができない、話してることと答えてることの論点がずれていると感じたときは酒を飲んで酔っている時以外はほとんどのない。

普段のコミュ力は友達と仲良くなる能力という意味で用いられるが、面接においてはコミュ力は別のものである。きちんと練習しよう。

また、聞かれる内容について進学校では先輩から引き継がれるし、塾予備校は毎年受験生から情報を聞き出している。もしこれらの情報がなくてもネットや参考書の面接対策コーナーなどに書いてある。

自己紹介
どうしてこの大学を選んだのか?
どうして医者を目指すのか?
どんな医者になりたいか?
自分の長所、短所。

とかは大体聞かれます。面接の場では独特な雰囲気や緊張のため頭が真っ白になることもある。事前に考えて、自分の意見を論理的に答えられるようにしよう。

また、大学によってはグループ面接がある。

志望校がグループ面接を行うかはどうか確認してほしい。

グループディスカッションを行う大学もある。

グループディスカッションについて議論は、相手を論破するのではなく理解、共感を示しつつも自分の意見を述べることが大切である。

また、自分の意見を述べる時に的はずれなことを言わないよう気を付けよう。

例えば、命題「朝食は和食と洋食どちらが優れているか」という点において議論する場合、栄養学的な観点で討論するのか、時間的な観点で討論するのか明確にする必要がある。

また、「朝食は食べない方が良い」とか「中華の方が優れている」という発言は命題に対して的を射ていない。常に命題を意識しよう。

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