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女 性 診 療 放 射 線 技 師 の リ ア ル ラ イ フ ~神奈川県立がんセンター 医療技術部 放射線治療技術科│青木麻美~

私のライフストーリー

仕 事 編

Q.診療放射線技師を目指したきっかけ
A.母親が歯科衛生士だった影響で、中学生の頃から医療の現場で働きたいと考えていました。高校生の時に医療に関わる職種を調べていくうちに薬剤師や診療放射線技師に興味を持ち、自分の学力と相談し診療放射線技師の道に進むことを決めました。

Q.やりがいを感じるとき
A.現在、私は放射線治療業務に従事しています。放射線診断業務の時とは違い、平均1~2か月間毎日同じ患者さんに接することが出来ます。その間、自分の行った治療で患者さんの苦痛や症状が改善され、「腫瘍が小さくなった」「顔をみると安心する」など、患者さんに声をかけられた時にやりがいを感じます。また、最終日に「ありがとう」という感謝の言葉を直接伝えられた瞬間、喜びや達成感を感じます。このような言葉を言ってもらえるのは、放射線治療だからこそだと思っています。

治療科スタッフ3分の1

Q.診療放射線技師養成課程の学生時代
A.私が通っていた学校は、女子の割合が少なく全学年の2割程でした。最初は、女子の少なさに驚きましがその分団結力ができ楽しい学校生活を送ることができました。学生時代の友人とは、今でも交友関係が続いており仕事のことプライベートのこと、何でも話せる良い関係を築けています。

Q.診療放射線技師免許以外の資格について
A.放射線治療専門放射線技師、放射線治療品質管理士、第1種放射線取扱主任者、医学物理士の資格を取得し、一先ず放射線治療に関する資格は網羅できたと思います。
 放射線治療専門放射線技師は、「放射線治療に関する診療業務を通算5年以上おこなっている者」という条件があったので放射線治療の担当になってから、受験資格が得られる年に必ず受験しようと決めていました。

Q.学会、研究会参加
A.新しい技術や知識に出会えるかもしれませんし、臨床のヒントをつかめるかもしれないので、発表をしなくても学会や研究会には積極的に参加するようにしています。最近では、ウェブ開催が当たり前のように行われているので現地に行かずとも色々な学会や研究会に参加できるようになりました(これも新しい技術との出会いですね)。
 放射線治療科に配属されてからは、放射線治療に関連する学会や研究会への参加が多かったのですが、もうそろそろ診断に関する知識のアップデートの必要性を感じています。気軽に参加できる環境ができているので積極的に放射線治療以外の分野にも参加していきたいと思っています。

プ ラ イ ベ ー ト 編

Q.仕事との両立について
A. 「平日は仕事に専念し、休日は仕事のことは考えずに自分の時間を楽しむ」ワークライフバランスを大事にするようにしています。現在の職場は、当直や休日出勤がほぼないのに加え、有給休暇も取得しやすい環境にあるた
め、予定が立てやすく仕事とプライベートの時間をしっかり分けることができています。職場環境に感謝です。

Q.美容事情
A. 美容に関することは特に何もしていません。 
 普段から化粧もあまりしない30代半ばなので、後輩に「まだまだ大丈夫ですよ!」と何が大丈夫なのか分からないお世辞を言われる前に、先輩に「午後になると髪が疲れてるね」と余計な心配をされる前に、「そろそろ何かしなければ……」とは思っています。

Q.趣味について
A. 趣味は、旅行と読書です。
 旅行は、コロナ禍になる前は国内外問わず様々な場所に行きました。コロナが収まったら、行ったことのない地域や国にまた行きたいと思っています。
 読書は、推理小説や恋愛小説等ジャンルは問わず本屋で気になった本を購入して読みます。最近は、昔からある文学作品に興味をもちはじめ「ロミオとジュリエット」や「シャーロック・ホームズの冒険」を購入しました。


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