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なぜ網膜剥離の治療は大人で硝子体手術,小児は強膜内陥術なの?

実は網膜剥離の治療法は大人と子どもで違います。この違いは、小児では成人と違う機序で網膜剥離が生じるため,強膜内陥術でないと治らないためです。
小児では硝子体と網膜がくっついたまま網膜が剥離することが多いため、上手く硝子体を剥がしにくいことから、強膜内陥術が優先されます。すなわち、裂孔原性網膜剥離(主に大人)は硝子体手術,非裂孔原性網膜剥離(主に小児)は強膜内陥術を行うのです。

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