5月1日(月)メディア日記

 2年前の夏、「カジノ誘致の是非」を争点にした横浜市長選が行われ、賛成派の現職市長は落選。カジノ反対派の市長が誕生した。当時の菅前首相退陣の引き金になった。自民党の古参党員だった藤木幸夫91歳は、「ハマのドン」と呼び声高く、公然と菅前首相に反旗を翻し、カジノ反対の先頭に立った。菅前首相の首相交代の引き金になった。

 この藤木を追ったドキュメンタリー映画「ハマのドン」が完成、5月5日から東京、横浜などで公開される。それに先立ち、「日刊ゲンダイ」は1日の紙面で、この映画の監督、松原文枝の長時間インタビューを掲載した。

 松原文枝は現在、テレビ朝日社員。政治記者など経た後、「ニュースステーション」のプロデューサーを務めたが、持ち前のリベラル色が会社上層部から煙たがられたのかプロデューサーを外された。松原はこの映画について、「大阪はカジノ誘致が決まっているが、カジノ誘致がこのままでいいのかを広く大阪で問いたい」と抱負を語った。

共同通信全国世論調査(4月29、30日実施)

〇岸田内閣支持率
支持する  46.6%(前月調査比8.5ポイント増)
支持しない  35.5%

〇少子化対策で社保料増  
反対   56.3%
賛成   38.8%

日経新聞全国世論調査(4月28~30日実施)

〇岸田内閣支持率  
支持する   52%  (前月調査比4ポイント増)   
支持しない  40%  
(日経新聞調査で「支持する」が5割台に回復したのは8か月ぶり)

〇期待する野党  
日本維新の会 51%  
立憲民主党 27%

〇政党支持率  
自民党 43%
日本維新の会 13%  
立憲民主党 9%
支持政党なし 21%
(日経新聞調査で維新と立憲が順位入れ変わったのは昨年12月以来)

JNN(TBS)全国世論調査
〇岸田内閣支持率   
支持する   47.2% (前回調査比2.9ポイント増)  
支持しない  48.5%
                 
 東京新聞は1日朝刊で、「米国のラーム・エマニュエル駐日大使が、LGBTなど性的少数者の人権保障をテーマに、同社の単独取材に応じた」と報じた。この中で、駐日米大使は、先進7カ国(G7)で唯一、差別禁止を定めた法律がなく、同性婚を認めていない日本に対して『早期に法律を制定すべきだ』と強調した。法整備に向けた一歩として、与野党が国会提出を目指している理解増進法案の成立に期待感を示した。

 朝日新聞は1日朝刊から紙面の文字が12年ぶりに大きくなった。但し、1~3面、社会面、社会総合面だけが対象。1段に入る文字は12字から11字になり、当然その分だけ記事量は少なくなる。従来の文字の大きさと比較しても、読み易さはわかるにしても新聞記事の容量はますます小さくなってきた。朝日新聞は「行数が多い記事はデジタルでどうぞ」ということか。

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