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就活とHate Me Now

エスコバー、(就活)シーズンの再来だ!


最初に

2024年も3月を迎え、就職活動も本格的に始動しました。早い場合だと就職先が決まっていたり複数社から内定を貰っていたりすると思いますが、まだ活動中という方も多いはず。

今回はそんな就活中の方々にエールを送るため、NasのHate Me Now(1999)をご紹介します。

曲の紹介

タイトルから分かる通り、ラッパーのNasが自身の成功に嫉妬する人々へと向けた曲です。歌詞をよく読むと黒人文化や興行的成功に絡めた言い回しが使われていますが、根幹にあるメッセージは「批判なんて気にしない」という強い意志。サビの部分を歌うショーン・コムズの声も耳に残りやすいですね。

Nasと言えばデビューアルバムIllmaticのイメージも強いかと思いますが、2024年現在も現役で活動を続けるベテランラッパーの一人です。

就活生へのアドバイス

就職活動中には様々な助言に出会う事かと思われます。先輩や就職課のスタッフ、インターネットにも膨大な情報が溢れています。

「面接で話せる軸を持っておいた方がいい」「webテストは皆カンニングしてる」等、どこまで取り入れればいいか分からなくなりそうですが、自分も一つだけアドバイスを送りたいと思います。

それは「嫌われる準備をしておいた方がいい」という事。

就職活動は学力テストと違い定性的なため、自分にはどうにもできない様々な要因から、思う結果が得られないことが多々あります。他者から拒絶される経験がそこまで多くない場合には、初めて不採用通知を貰う際のショックは測り知れないでしょう。

そんな時はHate Me Nowの精神を思い出して、早々に気持ちを切り替えましょう。全ての希望先から気に入られることは殆ど不可能ですから、自分には合わなかったと諦めをつけて次に進むしかありません。

反省は大事かもしれませんが、自己否定や無力感を持つ必要はありません。嘘を吐き通して入社して後に苦労するよりも、早めに縁が無いことが分かって良かったと考えることも可能ですから、都合の良い方に解釈しても問題は無いと思います。

似たような学力や経済状況の人が多い学校と違い、社会には多様な人々と関わる機会が多く存在します。全員に好かれることはこれまた不可能ですから、多少は嫌われてもいいと高を括るしかありません。相性の悪い面接官に嫌われても、社会に出る予行練習だと思えば多少はマシになるはずです。

最後に

新卒という立場で就職活動が出来る機会は多くの場合一回限りですが、だからといって心身を壊しては元も子もありません。

精神をやられる前に「御社に拒まれても他の選択肢があります」と考えて、思い詰めないように自衛することを勧めます。

終わってしまえば最後には自由な学生生活が待っていますし、社会人になれば年下にデカい顔して就活の教えを垂れることだって出来ます、あろうことか自分の好きな曲をムリヤリ絡めたり。

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