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起業のゼロからイチを目指す人へ!【起業の科学 入門】

こんばんは。
今回紹介したい本は「起業の科学 入門」です!


きっと1年前の自分は今自分がビジネスや起業の本を読んでいることなど思ってもいなかったでしょう笑

なぜなら私はずっと本が嫌いだと「思い込んでいた」からで、そもそも本を自分から積極的に読むことはしてこなかったですし、ビジネスについて興味の「き」の字すらありませんでした。
(本が嫌いだと「思い込んでいた」についてはまたどこかの記事で紹介しようと思います!)

その私がなぜビジネスや起業の本を手に取るまでになったのか。


それは北原茂実さんの著書「『病院』がトヨタを超える日」を読んだことがおそらくきっかけのひとつだったように思います。
(他にも色々と理由はあったと思いますがあやふやなので…)


この、「『病院』がトヨタを超える日」も「医療4.0」をおすすめしてくれた友人が紹介してくれ、ずっと気になっていて、

今まで敬遠してきた本たちを読もう!

と決意してからおそらく最初の方に読んだ本だと思います。
それから興味のある本を読んでいくなかで「ビジネス」というワードに触れる機会が増えてきたことがきっかけで今に至ります。


今回紹介する「起業の科学 入門」は起業のゼロからイチを目指す人向けに書かれたバイブル本のようなもので、今ビジネスをしている予備校から付き合いのある医学生(今や有名になってしまった笑)から勧められて読んでみることにしました。


この本を読む目的はビジネス、起業に関する知識を少しでも得る、ということで読み始めました。
読んでみて感じたことは、私のような目的を持っている人よりは、より起業の実践の部分を求めている人向きかとも思ったのですが、得たものもかなりあったのでシェアしたいと思います!


いきなり核心なんですが、おそらく起業を考えている人が一番気になっているのは起業のスタートアップを成功できるかどうか、だと思います。
“成功”を一言で表すのは難しいですが集約すると、それは、


顧客に熱狂的に受け入れられる製品を作れるか(=PMF(プロダクト・マーケット・フィット)を達成できるか)

にかかっています。

その第一段階として、世の中にどんな課題があるかという視点からアイデアをスタートさせることが重要です。
その課題の質を上げてから、解決策の質を上げる。その逆はありません。

そして、その課題が自分ごとの課題である方がよりユーザーの痛みを深く理解でき、顧客をひきつけることにつながります。
自分ごとの課題でなければ、仲間を巻き込み、困難に耐える強さは生まれてはこないという側面もありますね!


また、アイデアは人と同じものでは失敗します。
その人が持つ専門性と独自の視点を活用することで他の人が思いつかないようなアイデアにたどり着く可能性も広がります!


この、独自のアイデアと時代の流れがマッチして大成功したAirbnbの一例を今回は紹介します!

Airbnbは世界最大級の宿泊予約サイトで家を貸すホストとそれを借りるゲストをマッチさせてくれるアプリで、私も旅行に行く際はよく活用しています。
そのAirbnbが登場した背景には

リーマンショック

がありました。

Airbnbが創業した2008年は米国でリーマンショックが起きた年です。背景には金融機関がほぼ無審査で低所得者に層に住宅ローンを組ませ、不動産バブルが起きたことがありますが、リーマンショックによって住宅ローンで頭を抱えるオーナーがたくさんいました。これに目をつけ、そのような人たちに空き部屋を貸し出すことでローンの返済充てる手段を提供したのです。

今現在もコロナウイルス感染は世界中で広まり、経済などに大きな打撃となっていますが、リーマンショックのときと同様に新たなものを生み出すチャンスのときでもあります。
世界の状況に注意深く耳を傾けることが重要です!


又、時代の変化によって市場にも変化が起きています。
SNSの台頭により、

トライアルカスタマー(試しに使ってみる人)

から一気に市場を席巻するモデルが生じたです。
そのため、まずは試しに使ってみようと思わせることが重要になってきます。その点「革命のファンファーレ」で紹介したフリーミアムはひとつの戦略になると思っています。

このように、10年前には予測できなかったような目まぐるしい変化が日々起こっている今の世の中を分析するのは難しいことですが、その兆しは現時点でもきっとあります。その可能性に張れるかどうかがスタートアップの命運を分けるといってもいいと思います。その兆しを見つける手助けとして有効とされるフレームワークに「PEST分析」があるので以下に載せておきますね!


(PEST分析)
P:Politics(政治)
市場の枠組み・規制に影響するもの(法律、政治、条例の動きは?)
E:Economy(経済)
バリューチェーンに影響するもの(経済の動向は?所得や消費の動きは?)
S:Society(社会)
需要構造に影響するもの(人口動態の変化は?文化・流行の推移は?)
T:Technology(技術)
競走ステージに影響するもの(技術革新の進み方は?超大手IT企業の動向は?)


このPEST分析を基に予測を立て、タイミングを考え、なぜ今なのかを考えて私自身も行動していこうと思います。

この本を紹介してくれた友人がSNSで発信していた
ペルソナ(自分が想定する顧客をより具体的なイメージとして落とし込んだもの)
を想定することも重要です。

こう考えるとなかなか考えなくてはいけないことが多いですが、この本ではその流れを具体的に追って示してくれているので、ちょうどゼロからスタートさせていこうと足を踏み出した人はより具体的な方法と利用すべきツールについても是非一読してみてください!
ちなみに流れは以下のようになっています。
(自分はまだ勉強段階なので流して読みましたが…。)


【PMF達成への道】
step0:成功に至るプロセスを理解する

step1:アイデアを検証する

step2:課題の質を上げる

step3:ソリューションの検証

step4:人が欲しがるものを作る


医学部っていうコミュニティにいると気づかないけど、医学も全然だけど、それ以外の分野の知識が皆無に近いと最近感じているので、この機会に色んなものを吸収しなきゃな。
では。

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