見出し画像

今こそ医療のアップデートを。【未来の医療年表】

皆さん、こんばんは。
昨日読んでいた「学びを結果に変えるアウトプット大全」を読んで早速時間を決めて質の高いアウトプットをしようと今この記事を書いています。
本からの学びは積極的にアウトプットしていかなきゃですね!

それでは本題に…

・未来の医療を担う人材として〜未来の医療年表を読んで〜

AIや携帯型端末のような技術の進歩、医療費の増大など、現在そしてこれからの時代、「医療」は言うまでもなくますます重要なトピックとなってきます。

医療費が増え続ける原因については様々なところで述べられているのでここでは述べることはしませんが、この問題を解決していくためにも、

重要なキーワードとして「予防」を挙げたいと思います。

予防には

一次予防:健康を増進し、発病を予防
二次予防:早期発見、早期治療
三次予防:悪化予防と社会復帰

とあり、まずは一人ひとりが病気にならないように自分の健康を守ることがその先の段階に進んでしまうのを食い止めることに繋がります。

だからといって、
「病気にならないように生活習慣に気をつけましょう」
と言うことだけで問題が解決するとは全く思っていません。

そこで、私が将来医療に携わる身として絶対にすべきだと思っているヘルスリテラシー教育が重要な役割を果たすと考えており、本書でもヘルスリテラシー教育の義務化について述べられています。

ひとりの“人”を形成していく小児期での教育が果たす役割は相当大きいものであり、そこでどのような教育を受けたかが将来の生活習慣病の発生率を大きく左右するものだと考えます。
論点からは少しそれますが、小さい頃から付き合っている病気については小児科から成人科への移行が必ず付きまとうため、その点からもヘルスリテラシー教育はもっと重要視されるべきです。

又、技術の進歩によって医療がより身近な存在になってきていることも
医療の、予防へのシフトを加速させる大きなきっかけとなると思います。

その代表例が「医療機器としてのウェアラブル端末」です。

例えば、スマホや腕時計は今や誰もが持つ電子機器であり、同時に医療機器にもなり得ます。
私もつい先日導入したApple Watchでは実際に心電図機能や血中酸素濃度測定が可能となっており、心電図機能では死に至るような不整脈を検出することができ、これが医療機関と連携して使えるようになれば、手遅れになる前に治療介入ができ、結果的に治療費は抑えることができると思います。
(ちなみにApple Watchの心電図機能は医療機器として承認されたもののまだ日本では解禁されてないので早くアップデートされて欲しいですね…。不整脈を抱える身としてはそれに期待してApple Watchを買ったのが大きな理由なので。)

さらに、発展途上国の一部では医療機器が揃えられないことを理由にスマホに眼底鏡を搭載したものが実際に使われていたり、と実用化も進んでいます。

オンライン診療がコロナをきっかけに前進しましたが、皆が持つスマホに心音呼吸音が聴ける聴診器の機能など最低限搭載されれば、オンライン診療はますます加速するのではないかと期待しています。
実際にポーランドでの実用化に向けた動きも記事として紹介されていました。


・終わりに

今回は予防の観点から未来の医療を考えてきましたが、
「未来の医療年表」ではAI診療やiPS細胞の話題など多岐に渡って未来の医療の展望がなされており、医療に関心がある方は是非読んでみることをおすすめします。

予防という点では先月読んだ
「治療では遅すぎる」
という書籍の中で紹介されている

“ストリートメディカル”

という概念がとても面白かったです。
(ストリート・メディカル:扱うべき対象が「病(disease)」から「人(humanity)」にシフトすることを通じて、古典的な臨床医学の範囲を超えて、人を扱うことによって広がる拡張領域を指すもの)

医療が一人ひとりの生活や人生に向き合う必要がある以上、医療はどんどん街へ出ていくようになり、そのカタチもより未病・予防にシフトしていくことになります。
ストリートメディカルがこれからの社会で示す大きな可能性にも触れることができたので、気になった方こちらも是非。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?