とりさん

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とりさん

株式会社トリノ 代表取締役 (株)トリノ代表。上場企業含め事業&WEBコンサルの他、オウンドメディアやソーシャル企画をさせて頂いています。 https://twitter.com/toriaezutorisan

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  • メディアが分かるマガジン

    雑誌の出版概況の解説からソーシャルのトレンド、効果的なオウンドメディアの作り方まで。メディア&コンテンツに関する解説マガジンです。

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    マーケティングやプロダクトに開発についての記事を掲載しています。トレンドや具体的なメソッドというよりは、抽象度の高いテーマについて書いています。マーケティングやPR、プロダクト開発に関わる方に役立つ内容になっています。

最近の記事

コンテンツがバズるための絶対条件

コンテンツをバズらせるための絶対条件があります。それは、必ず突っ込みどころを作ること。言い換えると、コンテンツに余白を持たせるということです。 突っ込みどころがある、つまり余白があるコンテンツは、とてもバズりやすいんです。なぜでしょうか? 失敗は最大の突っ込みどころ最大の突っ込みどころは、「失敗」です。例えば、以前Xを中心にバズったこんな話がありました。 スペイン北部ボルハの教会に「Ecce Homo(この人を見よ)」というフレスコ画があるのですが、81歳のおばあちゃんが

    • 若いときに仕事を頑張った方がお得な理由を図解する

      若いときに仕事を頑張った方がお得な理由 中国では「寝そべり族」と呼ばれる無気力な若者も出てきていますし、日本でも「静かな退職」という形で、新卒で入社した会社でも業務量をセーブして首にならない程度に働く傾向が流行っているんですよね。 それでも若い時は仕事を頑張った方がお得な理由を、図解でお伝えします。 結論としては、若い時に仕事を頑張った方が後々楽になるからお得だよ。という話しなのですが、それを分かり易く説明します。 すでに中年に差し掛かっているという方にも参考になる話だと

      • やりたくない仕事を、100%避けるための戦略

        やりたくない仕事をやらないためには…仕事をしていると、どうしても避けたい仕事が出てきます。例えば、テレアポのような営業電話をかけたくないとか、そういう人のためにやりたくない仕事を100%やらなくて済む方法を解説します。 それは、先に割とやっても良いと思える仕事を、自ら積極的に取りに行って忙しくなってしまうという方法です。 やりたくない、めんどくさい仕事というのは、上司から暇そうにしていると判断されているからふられるのですね。「あいつは忙しいから、この仕事は任せられないな」

        • 仕事ができる人は、プライドを捨てて泥臭いことができる人

          たいていの人は、人に頭を下げられない 事業の立ち上げや運営において、わりと大切なのがユーザーインタビューです。数千のサンプルを抽出してネットでアンケート調査を行うよりも、目の前にいる対象顧客たり得る一人にじっくりとインタビューをした方が、よほど有益なインサイトが得られるんですよね。 だから、事業コンサルタントやプロダクトマネージャーとして事業に関わる場合は、まずは想定顧客に対する仮説を設定した上で、その真偽を確かめるべく、ユーザーインタビューを必ず実施するようにしています。

        コンテンツがバズるための絶対条件

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        記事

          宮崎駿、モネに学ぶ、クリエイターが世に出る方法

          一度映画化を断られた「風の谷のナウシカ」「風の谷のナウシカ」は、宮崎駿の初期の代表作です。 しかし、その前の「ルパン三世 カリオストロの城」が興行的に大コケしてしまい、当時は宮崎駿に映画撮らせるのが難しい状況でした。 ナウシカの企画出しても、「原作があって、それが売れてるならともかく」と、門前払いをされたといいます。 そこで、当時アニメージュの編集部員であり、後のジブリのプロデューサーとなる鈴木敏夫氏が、頭を使います。映画化のために、アニメージュで「風の谷のナウシカ」の連

          宮崎駿、モネに学ぶ、クリエイターが世に出る方法

          事業において最も重要なのはチャネル説

          事業戦略においてチャネルの優先順位は? リーン・キャンバスというフレームワークがあります。これはスタートアップなどで新規事業を立ち上げる際の戦略策定に使われます。 このリーンキャンバスは1から9までの番号が振られていて、その順番に沿って戦略を考えていく形になります。 まず最初に取り組むのが「1. 顧客の課題」の発見です。次に「2. 顧客のセグメント」を定義します。これで一定の課題を持つ顧客層を明確にします。 例えば「平日料理をする時間がない」という課題に対して、顧客のセグメ

          事業において最も重要なのはチャネル説

          アートに学ぶ、NFTがマスに受けない理由

          NFTの市場規模は、4077億ドルに達する? NFT(非代替性トークン)が盛り上がっているといいつつ、数億円の値をつけたNFTアートが数百ドルに下落するなど、前年比で縮小しているのではないかという話も聞きます。 市場規模がどのくらいなのか、調べてみました。 NFT市場の規模は2023年に約269億ドルと推定されているそうです。さらに、2024年には514億ドルに達すると予測されているとのこと。また、2034年までには年平均成長率(CAGR)23%で成長し、4077億ドルに達

          アートに学ぶ、NFTがマスに受けない理由

          恵まれないキャリアで良かった理由

          恵まれないキャリアのおかげで独立できた 自分のキャリアを振り返ると、割に恵まれないキャリアを歩んできました。そもそも大学を出ておらず、最終学歴が高卒であるため就職先がかなり限定されてたのですよね。 知り合いのシステム会社でWebを独学で学びながら一通りのITスキルを身につけ、そこそこ大手の企業のWeb部門でアルバイトとして入りましたが、当時18歳だった私は時給1,000円の募集を時給800円で買い叩かれます(実際働いてみると、周りの誰よりもPhotoshopを使えたしHTM

          恵まれないキャリアで良かった理由

          伸びるコンテンツは、情報をワンパン化している

          ワンパン化=コンテンツの情報密度を上げる コンテンツのワンパン化というのは、コンテンツの情報密度を上げることです。 ワンパン料理というものがあります。ワンパン料理というのは、一つのフライパンで作れる簡単な料理のことです。 伸びるコンテンツは、フライパンに料理を詰め込むように、1つのコンテンツの型に情報を詰め込んでるんです。この結果、コンテンツの情報密度がものすごく高まります。 例えば、YouTubeの解説動画では、動画で解説をするだけでなく、あらかじめホワイトボードに章立

          伸びるコンテンツは、情報をワンパン化している

          コンテンツ初心者が、初めに手掛けるべきコンテンツとは

          一般向けの易しいコンテンツは、レッドオーシャン クリエイター初心者がコンテンツ作成をするとき、分かりやすくて一般向けのコンテンツを狙いがちなんですよね。YouTubeとかでよく見かける人気コンテンツって、有名なYouTuberさんやお笑い芸人さんのネタ動画とかですよね。数百万再生されることも珍しくないんです。 X(旧Twitter)でも、猫や犬の動画がすごくリポストされるんですよね。つまり、バラエティみたいな「一般向け」のネタを「易しく」表現したり解説したりするコンテンツっ

          コンテンツ初心者が、初めに手掛けるべきコンテンツとは

          アンパンマンで学ぶ、コンテンツの楽しみ方レベル

          コンテンツって一言で言っても、その楽しみ方にはレベルがあります。アンパンマンは子どもに大人気のアニメですが、アンパンを例に、コンテンツの楽しみ方レベルを解説してみます。 レベル1:映像の造形やコントラストを楽しむ アンパンマンは赤ちゃんにも人気があるんです。理由は、赤ちゃんが比較的丸いものを視覚的に認識しやすいらしくて、円で構成されたアンパンマンの顔を認識しやすいんですよ。 このように、映像における造形やコントラストを単純に楽しむのが楽しみ方レベル1になるんです。 レベル

          アンパンマンで学ぶ、コンテンツの楽しみ方レベル

          Webメディアは、今すぐYouTubeに手をだすべき理由

          テキストメディアは飽和している? WebメディアがYouTubeに進出したら、メリットしかないと思うんですよね。その理由を説明します。 テキストメディアにおいてはWebが登場して以降、ずっとPVを伸ばす競争が繰り広げられてきました。しかし、ネット回線が発達してユーザーが動画視聴に移行したことで、テキストメディアの力は相対的に弱まっています。 とはいえビジネスメディアにおいてはまだ活字が強いんですよね。日経新聞電子版については月間のPVが2.1億となっています。 それでも、

          Webメディアは、今すぐYouTubeに手をだすべき理由

          PR効果を最大化するプレスリリースの打ち方

          プレスリリースで、500万円の広告出稿と同じ効果も新製品や新しいプロダクトを発表する場合は、プレスリリースを打ちます。過去に何度もプレスリリースを打ってきましたが、出稿費用が500万円の広告枠と同等の箇所に掲載されたこともあるのです。 これから、PR効果を最大化する、効果的なプレスリリースの打ち方を解説していきます。 ステップ1:まずは媒体を選定する新製品やプロダクトを発表するからといって、すぐにプレスリリースを書き始めるのはNG。まずは、媒体を選定することが大切です。

          PR効果を最大化するプレスリリースの打ち方

          作りたいコンテンツと、求められるコンテンツが異なるとき

          作りたいコンテンツは観られないという、クリエイターのジレンマ作り手が届けたいというコンテンツを作っても、見られなかったりするんですね。人は、自分が観たいコンテンツを観に行きます。クリエイターが変に独自性を出すと、それが受け手には伝わらなかったりするんです。 例えば、昔映画業界にいたときに聞いた話ですが、すごく有名な映像クリエイター作家がいました。その人が手掛ける作品は確実にヒットを狙えるため、続編を待望されていたのです。 しかし、その作家は実はその続編を作るよりは、新しいオ

          作りたいコンテンツと、求められるコンテンツが異なるとき

          PMに最も必要な資質は、しつこさである理由

          PMの重要な役割:関係者間の情報格差を埋めるプロジェクトマネージャー(PM)の仕事は、多岐に渡ります。でもその中でも最も重要な役割の一つが、関係者間の情報格差を埋めることなんです。PMには、関係者の情報をフラットにして、物事を前に進める調整力が求められます。 PMは上下左右、様々な方向との調整が必要です。自社事業内だけでなく、クライアントワークの場合はクライアントとの調整も重要になってきます。プロジェクトが上手く進まない原因を探ると、多くの場合、関係者間の情報格差が問題だっ

          PMに最も必要な資質は、しつこさである理由

          雑誌は、世界を変える色眼鏡をかけてくれた

          雑誌を通すと、世界の景色が変わる雑誌のことを業界では「紙媒体」と呼びます。媒体というのは、情報を伝達するための手段を指します。理科の時間にならったと思うのですが水も音や光を通すので、科学的な意味で媒体なんですね。コップに水が入っていて、その水がピンク色だったら、コップを通して見ると世界がピンク色に見えます。 雑誌も同じで、雑誌という媒体を通して世界を見ることで、雑誌の視点から見える素敵な色眼鏡をかけてくれるんですよね。 「ブルータス」という雑誌がありますが、素敵な色眼鏡をか

          雑誌は、世界を変える色眼鏡をかけてくれた