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あのドキドキは、過去のもの

 電車に乗って、近隣の街まで出かけた。その街は、住んでいる街よりも栄えているので、買い物だとかが駅前で大体揃えられて便利で良い。

 その街まで出かけると、最近はちゃんぽんを食べることが固定になりつつある。帰る前にコメダ珈琲店で休憩してから電車に乗るのも、お馴染みになりつつある。

 あちらこちらで細々と買い物したり、検討してみたりしつつ、途中でゲームセンターのクレーンゲームで遊んだ。前回来た時も、別のゲームセンターで同じくクレーンゲームで遊んだことを思い出した。私たちは、簡単に取れそうにないものを面白がって選ぶものだから、前回も今回も成果なしだ。ちょっと楽しかった、というだけ。

それにしても、最近のクレーンゲームは現金以外にも、交通系ICだとか、バーコード決済などで支払いができて便利になった。その代わり、手のひらに残る硬貨が何枚か、というドキドキは味わうことはない。このご時世だし、というよく見聞きする言葉があるけれど、なんでも便利に置き換わっているのだから、仕方がない。


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