女一人で起業して丸7年。他人からの評価ドラマを振り返る。
皆様、こんにちは。
カラーコミュニケーター®の目黒潤です。
今日は、他人からの評価は時に元気をもらい、時に奈落の底に突き落とされるけど、自分自身からの評価が一番大事なんじゃないか?ということをお伝えしたいと思います。
ダンナの年収や職業を自慢する起業家
女性起業家の中に、稀にですが、ダンナの年収や職業を自慢する方がいますが、私はこれはダサいと思います。
ダンナが社会的なお立場が高い方だとしても、自分はダンナとは全く関係の無い仕事をしているのに、なんでダンナの年収や職業を自慢するの?って思います。
つまりこれは、世間からダンナへの「おぉ~!すごい!●●会社にお勤めで、役員で、ご年収は▲千万円ですか!!」という評価を、自分への評価にしてしまっているパターンですね(って言うか、普通、年収なんてそうベラベラ喋らないですよね)
私だってダンナを褒められると嬉しいですが、、、「ダンナ」というアクセサリーが無いと、自分を保つことができないのは、自分自身を認めてあげていない証拠だと思います。
自分が自分に低評価を下している。これは、、、悲しいですよね。
ダンナもすごい。そして私もすごい。
そう思えるまで、仕事を頑張り、心を健全な状態に保つことが大切だと思います。
過去の栄光にぶら下がる起業家
私はホームページのプロフィール欄に、
「ミス・ユニバース・ジャパン 2017 日本大会 評議員」
「2014年度スティービーアワード「ビジネス女性賞」をニューヨークにて受賞」
などと、過去の実績を載せています。
これは、私のことをあまり知らない方に、私の仕事の内容や方向性、取り組み方を知っていただくにあたり、どなたにとっても分かりやすいので載せているだけで、私自身は「過去のこと」「終わったこと」だと思っています。
なので、自分から積極的にアピールしたりはしません。必要があれば、言うだけです。
私は日々成長している自負がありますので、過去の実績にぶら下がって仕事をしたくないのです。
過去の実績にぶら下がったとたんに、過去にタイムスリップしてしまい、成長が止まってしまうと思うからです。
なんて言うか、、、もう40歳をとうに過ぎているのに、「私、中学生の時、モテたんだよ!」みたいな感じがするのです。
昔モテたとしても、それはそれで過去のこととして置いておいて、今は今で努力しないと、と思います。
時間は刻一刻と動いていて、過去はどんどん薄れて行くのに、過去の栄光にぶら下がっているって、「今が無い」ってことですよね。
それはダサいなーと思っております(笑)
事務所の立地にすがる起業家
これはですね、つい半年前までの私です(笑)
私は今は、神奈川県の「武蔵小杉」というところにアトリエを置いておりますが、それまでは、誰もが知っている高級ブランドの街「銀座」にサロンを置いておりました。
起業と同時に銀座にサロンを構えたので、高い家賃を払って、口座残高はあっという間に無くなりました(笑)
銀座にサロンを構えた理由は、私自身が銀座が大好きで、歩くだけでもワクワクするからです。
そして世界の一流ブランドが一堂に会している街なので、銀座駅からサロンに出勤するまでの道を歩いているだけでも、世界の名だたるブランドの、旬の一押し商品をウインドウ越しに見ることができて、それがとても勉強になるからです。
それから、世間的な「憧れ度」がとても高い街なので、お客様にいらっしゃっていただくにも、前日からお客様に「ワクワク」をご提供できるとも考えていました。
以上が、私が「世界の銀座」に起業当初からサロンを構えた理由です。
◆コロナで銀座から移転
でもコロナにより、お仕事の大半が吹っ飛び、銀座サロンの家賃を払い続けて行くことが困難になりました。
「銀座から引っ越す」
こういう考えが脳裏によぎる自分が、信じられませんでした。
こんなに大好きな銀座なのに。お客様も喜んでいる銀座なのに。引っ越そうかな…?ってちょっとでも考えるってどういうこと、私?と思いました。
だけど一方で、コロナで誰もお客様が来ないサロンに、自宅から1時間かけて出勤して、観葉植物にお水だけあげて、なにも仕事が無いのでそれで帰るという毎日に、アホらしさと窮屈さを感じてもおりました。
結局は「また銀座に戻って来たくなったら、戻って来ればいいじゃん!」という考えで、武蔵小杉に引っ越しました。
(余談ですが、私は普段から「自分がやりたいことは実現する」と思っていますので、「機会があったら銀座に戻る」とは思いませんでした。機会ではなく「私が戻りたいかどうか」で、戻ることを決めるからです)
そんなこんなで、今は武蔵小杉のアトリエで、1日の大半を過ごしておりますが、引っ越して、とても良かったことがあります。
◆「銀座」での考え方を壊した
それは、「新しい考え方ができたこと」です。
これまでの文章で、銀座を「サロン」、武蔵小杉を「アトリエ」と呼んでおりますが、それは、インテリアをガラッと変えたからです。
インテリアを変えたので、雰囲気が変わり、そうすると呼び方も変えないと、合わなくなりました。
銀座も武蔵小杉も賃貸の集合住宅なのですが、銀座で借りていた物件は、床の色や建具の色が濃い目で、重厚感がありました。
それに合わせて、銀座サロンのインテリアはアンティーク家具を中心に、「重厚感」だけでなく「高級感」も出るように組み立てていました。
こんな感じです。
しかし武蔵小杉で借りた物件は、床がベージュ色のような明るい色のフローリングで、白の螺旋階段がポイントとなっている、モダンで明るい雰囲気です。
物件の、入居者募集用のFacebookページからお写真を拝借しますと・・・
出典
https://www.facebook.com/comfortable.nakahara
・・・という感じです。
この物件に出会い、銀座サロンで組み立てていたインテリアのコンセプトは合わないな、と思いました。
そこで、「銀座」での考え方を壊して、「武蔵小杉」での考え方を新しく構築しました。
銀座サロンで使っていたアンティーク家具たちは高級なものでしたし、愛着もありましたが、全部売って処分しました。
そして武蔵小杉アトリエ用の家具を新しく購入しました。
その時に、「サロン」ではなく「アトリエ」だな、とか、銀座より狭くなったので、コーナーごとにインテリアの色彩計画をしっかり立てることで、過ごしやすく、見た目もおしゃれになって、お客様にも快適に過ごしていただけるな、とか、色んなことを考えました。
そして、完成したアトリエがこちらです。
「銀座サロン」→「武蔵小杉アトリエ」になるにあたり、雰囲気を本当にガラッと変えました。
この一連の作業は「壊して、新しく構築し直す」ということなので、とても大変でしたし、お金もかかりました。
でも、やらないと経験できない尊い経験がたくさんできて、本当に良かったです。
仮に、コロナでお仕事が吹っ飛んでも銀座の家賃を払い続けるぐらいの財力が私にあったとしたら、今も銀座にいたと思いますが、それではこの「今の考え方を壊して、新しい考え方を構築する」という勇気の要る経験はできませんでした。
今の私は、銀座のブランド力にすがるよりも、「今の考え方を壊して、新しい考え方を構築する」という経験をした方が尊いと思っています。
そしてこの経験は他のことにも役立ちそうだし、そこに気付けた自分で良かったと思っています。
なので、会社が銀座から武蔵小杉に移転するって、一般的には都落ちという表現になるのかなと思いますし、私も銀座から引っ越してくる時はそう思って落ち込んだりもしましたが、それは物事の一部分しか見えていないからなんですね。
一部分しか見えていない、表面しか見えていないと「都落ち」と表現される。
でも「今の考え方を壊して、新しい考え方を構築する」って、とても勇気が要ることなのにそれを成し遂げられたということだし、物理的にも、アトリエのコンセプトを考えたり、インテリアの色彩計画を練ったり、新しい家具を購入したりなどの新しい経験がいっぱいできたので、大きな、とても大きな、成長をすることができたと思っています!
<まとめ>自分自身に良い評価を下せる起業家かどうか
ダンナへの高評価は自分の仕事に関係無く、過去の栄光にぶら下がらず、事務所の立地ブランドにもすがらないとしたら、もう自分自身しかいないわけです。
今の、本当に「今」の生身の自分が、どれだけ良い仕事ができるか。
もうそれしか無いわけです。
人がどう言おうが、周りがどうあろうが、自分自身にOKを出し、心地良く感じることができるかどうか。
そこを基準にすることが、「腹を決める」っていうことなんだと思います。
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