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【語った理想の重さを知る研修医生活】理想の医師像[ペアMTG りんご×ガチャ×ぴょんす]

本記事は「理想の医師像」というテーマに対して、ぴょんすとガチャがペアMTGを行い、それで得た発見や感想をまとめたものです。

ガチャ
「なんで?」が口癖な探求好きの研修医!
自分の軸は『日々是好日』。MBTI診断は『ENFJ』。

テーマ設定の背景や目的を先に読んでいただけるとより楽しめると思います。


医学部面接の乗り越え方

医学部面接では、「あなたの理想の医師像を教えてください」と何度も聞かれた当時、「患者さんの心に寄り添える医師になりたい」と答え続けていました。

その理想「患者さんの心に寄り添える医師」への理解度としては、
①社会から求められるものはイメージができている
②医師としてどのように振る舞うべきかイメージができている
③自分が理想の医師として振る舞う姿をイメージしきれていない
といった具合でした。

医学部面接では「理想」が「理想」であることを理解しているかが問われます。
社会に求められる医師像を理解できているかが問われていると思うのです。

ですが、いま研修医として医師人生がスタートし、自分自身がその理想にどれほど近づけるかが問われていると感じます。

研修医になって見えてきた理想の難しさ

4月から働きはじめた今は、医師の働き方が少し見え始めた段階です。
救急科をローテーションしているのですが、患者さんは毎日たくさん来院され、緊急性のある患者さんもいれば、緊急性のない患者さんもいます。

そんな毎日の中で、医療だけでは全ての痛みを取り除けないという不完全さの存在が身に沁みるようになってきました。すべてを解決できない医療だからこそ、結局、相手への関わり方がモノをいうと思います。医療に助けを求めた人が、医療だけでは救われないからこそ、さらに一歩付加価値を提供しないといけないと思うのです。

患者さんの求める癒しが提供されるためには、医療行為だけでは足りず、医療者の人間力が必要だと実感を持って言えるようになりました。

しかし、人間力が在るだけでは救われません。診療力は十分にもっていて当然とされます。
人間力と診療力を兼ね備えてこそ、理想的な医師像「患者さんの心に寄り添える医師」を叶えることができると思います。

理想「人間力のある医師」のための土台「診療力のある医師」

理想の医師となるには、十分な診療力を土台に、人間力を奮うことが必要です。

医療を使って人を幸せにするのが目標であって、医療をするということで目の前がいっぱいになってしまうと本質を見失うでしょう。

十分な診療力を養うためには、常に患者さんと向き合いながら、学ぶことを怠らないこと。
人間力を養うためには、「周りへの感謝を忘れぬこと」と「疲れたときでも冷静さを保つこと」を心がけること。

精一杯医療に取り組みつつ、常に患者さんに向き合っていこうと思います。


りんごから記事への感想

現場で難しさを感じながらも、その理想にどうすれば近づけるかを考える視点がガチャさんらしくて素敵だなと思いました。私も本質を見失わないように精進していきたいです。

ぴょんすから記事への感想

医学部面接では、社会が求める医師像について問われているという視点は新鮮で、納得させられものでした。そして、「医療だけでは取り除くことのできない部分」を「患者さんの求める癒し」として捉え、それを補うために「人間力」が必要であるという点に非常に共感します。同じ初期研修医としてお互いの理想に近づくために頑張ろう!

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