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【ワークライフバランスという名の対症療法】なぜZ世代はライフワークバランスを重視するのか?[ペアMTGガチャ×ラーメン]

ガチャ
医学部6年。「なんで?」が口癖な探求好き。
モットーは『日々是好日』、MBTI診断は主人公型(ENFJ)。

本記事は「 なぜZ世代はライフワークバランスを重視するのか?」というテーマに対して、ガチャとラーメンがペアMTGを行い、それで得た発見や感想をまとめたものです。

テーマ設定の背景や目的を先に読んでいただけるとより楽しめると思います。


ライフもワークも人生を豊かにする指針ではない

ライフワークバランス。耳にすることが非常に多いが、なんだか気持ちが悪い。むず痒い感じがする。

「仕事と生活の調和」推進サイト(内閣符)では、「ワークライフバランス」について以下のように述べられている。

「ワークライフバランス」によって、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」を目指すとされている。

私が、この「ワークライフバランス」という言葉にムズムズした感情を抱く理由。それは、そもそも明確にわけられているわけではない「ライフ」と「ワーク」が枠組みとして二分して語られるからだ。

ライフによって、ワークによって、幸せな自己実現が叶うかもしれないが、叶わないかもしれない。「ライフ」も「ワーク」も幸せな自己実現の方法として等しく人生の中に存在しているはずだからだ。

医療人は「ライフワークバランス」に翻弄される

医療者、とくに医師の仕事について言及する。医師は社会的にも求められる役割があり、比較的給料も確約されているため、ライフもワークも充実させられる力があるように見える職種だ。

しかし、仕事に対するやりがいが確約されているように見えるが故に、仕事重視が当たり前の人もいれば、医師業によって得る生活力が目当ての人もいる。ライフワークバランスという概念に当てはめれば、グラデーションがより濃く見える職種だと思う。

ライフワークバランス議論を追い求め、仕事や生活に対しての考え方が、一つの形へ集約化されることは、医師になる者にとって、実は悪手かもしれない。

「ライフワークバランス」という対症療法

私の結論は、「ライフワークバランスを追い求めることは幸せに直結しない」というものだ。

いまの生活もいまの仕事も永遠に続くことはなく、現在の一時点での形でしかない。
独身時代があれば、家族を持つ時代もあり、子育てが終わった時もくれば、伴侶との死別もありえる。生活のどの時点においても永遠はない。
また、手技が大好きな人もゆくゆくは手技ができなくなる日が訪れる。業務内容も形態も常に変わり得る。仕事のどの時点においても永遠はない。

生活も仕事も、自分の人生における幸せを叶えるための一つの手段であって、目的ではない。たとえバランスよくどちらも充実したとしても答えは同じである。

自分の人生の目的とはなんだろうか?
幸せをつかむために「ワークライフバランス」を追い求めることは、いわゆる対症療法のようなものであろう。
幸福に生きやすくすることはあっても、ワークライフバランスの達成が自身の幸福に一致するとは限らないからだ。

真に自身の人生の目的を達するには、あらゆる手段を行使して、常に自身の幸せの叶え方を考え続けるしかないのだと思う。


相手の記事を読んで(ラーメン)

ガチャと話していて、「ワークライフバランス」って言葉に違和感あるよねって同意から話が始まりました。僕らにとって「ワークワークバランス」もしくは「ワークワークライフバランス」だよねと。その所以を探ってみると、自分の幸福の根幹に他社貢献がありました。
眼の前の作業に没頭する時間はとても心地よいですが、そこから一歩距離を取り、幸福になるために最も大事なことはなにか?見つめ直す時間が重要です。これからもそんな機会を作っていきたいですね。


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