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【読書】早見和真(著)『アルプス席の母』を読みながら、広島カープの秋山翔吾選手を思い出す。

横浜駅から京急電鉄で品川に向かう移動中、先日購入した、早見和真(著)『アルプス席の母』を取り出し、読み始めました。

帯に書かれている「こんなん、泣くにきまってるやん。」というコメントの通り、最初の10ページを読んで、涙が滲み出るどころか溢れ出てきて、急いでハンカチで拭いました。
京急電鉄の快特の二人がけシートで良かったです。これが対面のロングシートだったら、大変なことになっていました。
どんどん涙もろくなっていくような気がするのですが、歳のせいでしょうか。

さらに読み進めていくうちに、この物語って、広島カープの秋山翔吾選手をモデルにしているのではないかと思い始めました。

広島カープ・秋山翔吾選手の活動

秋山翔吾選手は、神奈川県横須賀市出身のプロ野球選手です。
八戸学院大学から西武ライオンズに入団し、メジャーリーグのレッズを経て、現在広島東洋カープで活躍をしています。

秋山翔吾選手は、小学6年生の時に父親を病気で亡くしています。
そういうこともあって、プロ野球選手になってから、ひとり親家庭の親子を球場に招待するという活動を続けられているのです。

私は、阪神タイガースの岡田彰布監督が好きで、テレビでよく阪神戦の中継を観戦します。
基本的には阪神タイガースを応援しているのですが、広島戦で秋山翔吾選手がバッターボックスに立った時だけは、秋山選手に声援を送っています。
秋山翔吾選手が活躍して、阪神タイガースが勝ったときは、いちばん気持ちがいいですね。

スポーツとお金の問題

子供に本格的に野球をさせようとすると、大変なお金がかかります。才能があっても、昔のように気合いと根性でプロ野球選手になれる時代ではありません。
整った施設のある場所で、優秀な指導者の元でないと厳しい面があります。

これは野球だけではなく、スポーツ全般に言えることです。いや、スポーツだけでもありませんね。勉強の方でも良い塾に通わないと、望んでいる学校には進学することはできません。

子供の将来に関わることなので、親は全力を尽くします。
全力を尽くすということは、ほぼお金とイコールといっても過言ではありません。
そういったことも、少子化につながっている大きな要因ではないかと感じます。

今年は高校野球を観戦するのが楽しみ

早見和真さんの作品を読むのは、『店長がバカすぎて』と『新!店長がバカすぎて』に続いて3冊目になります。作品としては2作品目ということになります。
どちらも、とても親しみやすい背景設定になっているのが特徴だなと感じます。

今年も甲子園を目指して、地方大会が始まっています。
選手だけでなく、家族を含めたいろんな人のドラマがそこにあります。
今年の高校野球は、『アルプス席の母』を読んで、いつもとは違った目線で観戦をすることになりそうです。

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