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『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』宗茂の足跡を辿って鎌倉へ。

羽鳥好之著『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』の「第三章 鎌倉の雪」にて、大御所の病気平癒を祈願するために、天樹院が鎌倉の鶴岡八幡宮へ参詣することになり、宗茂が共します。
そのときの足跡を辿って、金沢(横浜市)から鎌倉に行ってきました。

金沢道から鎌倉へ

一行は東海道を品川宿、神奈川宿と南下していき、保土ヶ谷宿から金沢道に入り、金沢を目指します。

瀬戸神社

北条政子が建立した『琵琶島神社』

鎌倉に入る前に一行は、金沢の瀬戸神社に立ち寄ります。
写真は、瀬戸神社から見えた琵琶島神社です。
江戸時代には景勝地だった金沢も、現在では住宅地となっています。
それでも、何処となく昔の面影を残しています。
少し前ですが、ドラマ『昼顔』のロケ地にもなりました。

朝比奈切通し

鎌倉切通しの一つ、『朝夷奈切通し』

金沢から鎌倉までは、五里の道のりと書かれています。
約20キロメートルです。
歩けないことないのですが、途中の朝夷奈切通しの入り口までは、バスに乗ることにしました。
宗茂も籠に乗っての移動なので、それくらいは許してもらえるでしょう。
朝夷奈切通しは、鎌倉に入る七つある切通しの一つです。

鎌倉右大将 源頼朝の墓

鎌倉右大将 源頼朝の墓

鎌倉の入って先ず、右大将頼朝の墓に向かいました。
お墓の写真を撮るのはどうかと思ったので、少し遠くから撮りました。
現在の五輪塔は平成元年に再建されたもので、宗茂が見たものとは違うようです。

その後、鶴岡八幡宮へ行こうと思ったのですが、休日と言うことと大河ドラマの影響もあってか、人がとても多くて入場規制をしていました。
静御前が舞ったとう舞殿と、平成22年に倒れてしまい、今は幹の部分だけとなっている大銀杏を見たかったのですが、今回は諦めることにしました。


東慶寺

鎌倉の縁起り寺『東慶寺』

鶴岡八幡宮から北鎌倉の方に向かい、最終目的地である東慶寺に入ります。
境内に入ると、急に静かになります。
鶴岡八幡宮や、小町通りの賑わいに比べると別世界です。

一角に売店があって、お土産品や陶芸品が売られていました。
そして本も4、5冊売られていたのですが、その中の1冊が『天秀尼の生涯』です。
これはもう、タイトルを見ただけで即買いをしました。
お寺で本を買ったのは、これが生まれて初めてのことです。


聖地巡礼

これまで意識的に、聖地巡礼ということをやったことはありませんでしたが、やってみると意外と面白いものでした。
特に歴史小説の場合は、当時の建物や景色が、現在でも実在してこともあれば、全く変わってしまっていることもあります。
見た目は全く変わってしまっていても、どこかに面影を見つけることができたりもします。

また一つ、楽しみを見つけてしまいました。
忙しくなりそうですが、生きている内にやりたいことはやってみようと思う、今日この頃です。






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