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両視神経線維層欠損疑いを認めます。

先日人間ドックを受診した時の結果表が届きました。
いろんなコメントが書かれていたのですが、その中に『眼底検査にて両視神経線維層欠損疑いを認めます。』というコメントが入っていました。
病気の名前って何故か難しくって、文字を読んだだけではどんな病気なのか分かりません。

ネットで調べてみると、視神経線維層欠損とは『視神経が欠損することによって視野障害が起こる前に生じる緑内障性眼底変化』とのことです。
こう言われてもイマイチよく分かりません。
つまり「緑内障」という目の病気になる前の状態になっているのです。

「緑内障」とは、視神経が障害され、視野欠損を生じる疾患です。
日本では、視覚障害原因の第一位です。

視野欠損・・・いわゆる視野が欠けることです。
視野が欠けると普通、気づくと思うのですが、人間の脳は素晴らしくできており、見えていない筈のものを、脳内で補正してしまうのだそうです。
なので、視野が欠けていても本人はしばらくは気づかずに生活をすることになります。

ということで、眼科に行って「視野検査」なるものを受診してきました。
結果は「異常なし」でした。
視野検査では異常はなかったのですが、定期的に眼底検査を受けてくださいとのこと。

60歳が近くなると、死ぬことに対しての恐怖というものがかなり薄れてきます。
かと言って、早く死にたいとは思いません。
だけど長生きをしたいとも思いません。
歳をとると我儘になります。

いちばん恐怖に思うのは、痛みや苦しみを感じながら生きていかなければならなくなる事態に陥ることです。

視覚障害が生じたまま生きるのは、ちょっとというか、かなりの恐怖です。

視力は小学生の頃から悪く、メガネをかけなければならなかったのが、ずっとコンプレックスでした。
高校生になってコンタクトレンズをするようになって、メガネから解放された時は、夢のような気分でした。

しかし、50歳を過ぎてくると老眼というものが襲いかかってきて、コンタクトをしていると、近くの物が見えづらくなって、致し方なくメガネに戻りました。
そして今では、遠近両用メガネを愛用しています。

年齢を重ねると定期検査が増え、病院に行くことが増えます。
今現在でも、高血圧で2ヶ月に1回、歯の健診が3ヶ月に1回、大腸ポリープの検査が2年に1回です。
そこに眼底検査が3ヶ月に1回加わりました。

私の知り合いに、病気のデパートみたいな人がいて、土曜日は朝から夕方まで、病院のハシゴで1日が終わるという人がいます。
薬代も馬鹿にならないそうです。

そもそも動物は、繁殖機能が機能しなくなって生殖期が終わると生きている意味がない筈です。
それなのにヒトは、いつまでも生きていいます。
これが幸せなことなのかどうかは、人それぞれでしょう。

しかし、殆どの人は「人生100年時代」と言われても、あまり嬉しくないような気がします。
健康なままで100年生きれる人というのは稀です。
多かれ少なかれ、苦しみに耐えながら100年を生きることになるのでしょう。

そう考えると月並みですが、やりたいときにやりたいことをやっておきたい物です。

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