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米澤穂信(著)『黒牢城』の舞台、有岡城跡へ行ってきた。

米澤穂信(著)『黒牢城』の舞台となった、有岡城跡に行ってきました。
JR伊丹駅を降りて西口を出たところ直ぐの歩道橋を渡り、右側の階段をりていくと、その有岡城跡が有ります。
見出し画像がその入り口になります。

階段を登っていくと広場があり、当時の石垣や、井戸跡、礎石跡が残されています。
近くの公園では、たくさんの子供たちが遊んでいましたが、ここは誰もいなくてひっそりとしています。
地元の子供達には、ここは遊ぶところではないと教えられているのかもしれません。

有岡城跡


正直なところ現実の城跡は、小説を読んでいたときに思い描いていたイメージとは、大きくかけ離れていました。
どう見ても、難攻不落のお城だったとは思えません。
もっとも、惣構えの城だったので、もっと広い範囲を土塁で囲み、この辺り一帯がお城の中だったということなのですが、それにしてもという気がします。

有岡城跡から更に西の方角、阪急伊丹駅の方に向かって行く道は、かなり近代的な復元ではありますが、城下町っぽい雰囲気が醸し出されています。

このお城の何処かの地下に牢屋があって、黒田官兵衛が幽閉されていたと思うと、一瞬だけ戦国時代にタイムスリップしたような気持ちになりました。

人気のアニメ作品の、聖地巡礼というのが流行っています。
日本のアニメは、世界的にも人気なので、海外からも巡ってくる人が多いと聞きます。

小説も聖地巡礼をすれば、面白いものです。
特に歴史小説の聖地を巡るのは、史実に基づいた物語りが多いので、勉強になります。

石垣に近づいて耳を澄ますと、戦国時代の雄叫びや勝ち鬨が聞こえてきそうな気がするのです。


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