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【映画】『奇蹟がくれた数式』を観て、インドの歴史を学びたくなる


映画『奇跡がくれた数式』は、2015年にイギリスで製作されました。
この映画は、インドの天才数学者であるシュリニヴァーサ・ラマルジャンの事実に基づいた物語です。

時代背景としては、第一次世界大戦の前の頃に始まります。
そして映画の中で開戦となるシーンがあります。

当時のインドは、大英帝国の支配下であるインド帝国でした。
メインテーマはタイトルの通り数学ですが、戦争、差別、宗教、家族、愛、友情が絡むシーンが至る所に散りばめられています。

分割数

映画の中では分割数という言葉が出てきます。
60年近くボーッと生きてきた私には、分割数と言っても何のことかさっぱりわかりませんでした。
普通に生きていく上では、数学なんて四則計算ができれば十分でした。
ルートとかサインコサインなんて見るだけで、アレルギー反応が起きて蕁麻疹が出てきそうになります。

映画に出てくる数式は、ドラマ『ガリレオ』シリーズの湯川教授が書く数式のようです。
本当に数学の世界では、黒板いっぱいに数式を書く世界が存在するのです。

コンピューターを始めとした現在使われている機械類は、数学なしでは設計できないものです。
過去の数学者の研究が、今の生活を支えているということです。

インドの歴史

世界史の学び直しをしているのですが、どうしても西洋史が中心となってしまいます。
この映画を見てから、インドの歴史についても興味が湧きました。
インドも中世以降は西洋史との関わりが深くなりますが、それ以前の歴史は宗教の面ではとても重要な国です。
日本では一番馴染みのある仏教も、インドが発祥の地です。
しかし現代ではインドでの仏教徒の割合は1%にも満たないのです。
これにはきっと奥深い歴史があるはずです。

パキスタンやバングラディッシュという国は、いつどのようにしてできたのか、そこに欧米諸国はどのように関わってきたのかということを考えると、今の世界情勢につながることがたくさんあります。

数学を学び直すのは自分にとってはとてもハードルが高すぎます。
なにしろ面白いと思えません。
世界史を学び直す方が楽しいし、これからの人生でも少しは役に立つのではと思っています。


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