本を買う基準は、心がときめくかどうかで決める。
インターネットが普及する前は、本を買う場所は本屋さんしかありませんでした。
街には今よりはたくさん本屋さんがありました。
そして、本屋さんに行くことが楽しみでした。
大型書店に行くと、2時間くらい店内にいたこともあります。
それが最近、めっきり大型書店には行かなくなりました。
やはりネットの普及によって、本屋さんに行く必要が無くなってしまったのです。
ネットを見ていると、どこからともなく、お勧めの本を紹介されたりします。
気になった本は、試し読みをしたりレビューを確認したりします。
買いたい本があれば、どこにいてもその場で購入ができます。
電子書籍なら、直ぐに読み始めることもできるのです。
紙の本であっても、翌日には自宅に届きます。
最近は、大型書店に行かなくなっても、古本屋さんにはよく行きます。
今まであまり古本屋さんには行ったことがありませんでしたが、意外と行ってみると楽しいのです。
昭和の匂いというか、あのレトロ感が好きです。
古本屋さんでは、ネットでは絶対に出会うことがない本に出会うことができます。
古本屋さんで欲しいと思った本は、出来るだけ買うようにしています。
結果、積読本が増えて大変なことになってしまっています。
積読本が増えるということは、人生の楽しみが増えるということです。
以前は積読本をみると罪悪感を感じていましたが、最近は幸福感でいっぱいになります。
積読本の中でも、最初から全く読んでいない本と、途中で読まなくなった本があります。
買ってから数ヶ月、いや数年後に読み始める本もあります。
やはり自分の意思で買った本には、何らかの意味があるのです。
私の本を買うか買わないかの基準は、その本と出会った時に、気持ちがときめくかどうかで決めます。
近藤麻理恵さんが「片付けの魔法」で、心がときめくかどうかで、残すものと捨てるものを分けると言われてます。
これは、ものを購入する時も同じことが言えます。
様々なもので溢れている世の中、ついつい要らないものまで買ってしまっています。
本当に必要なもの、そして心がときめくものだけ買っていれば、人生はもっと豊かになると思います。
心がときめくということには、意味があるのです。
ただ、他人の心を無理矢理動かしてしまうような広告や、セールストークには注意が必要です。
自分の中で起こっているときめきが、本物なのかどうなのか、よく考えなければなりません。
正しい判断ができる力を身につけるためには、やはり読書が最強のツールになります。
ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』なんかがおすすめの本です。
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