見出し画像

【読書】『残月記』を読み始めながら、村上春樹さんの小説のことを考える。

月の写真を、スマホで上手く撮影するのは難しいものです。
自分が思っているよりも、月は意外と小さいのです。
これは、富士山も同じです。
富士山は、遠くからでも結構大きく見えることがあります。
喜んでスマホで撮影してみると、実際に見た富士山ほど大きく写らないのです。
月や富士山の写真を撮るには、やはり本物のカメラが必要なようです。

小田雅久仁著『残月記』を読み始めています。
この小説は、2022年の本屋大賞で7位を獲得した作品です。
まだ、読み始めたばかりですが、月が物語りの鍵を握っていることと、独特のパラレルワールド感は、何処か村上春樹さんの作品を思い出されます。

一時期、村上春樹さんの小説を片っ端から読んでいた頃がありました。
もう20年ほど前のことです。
それ以来、村上春樹さんの新刊が発売される度に、買って読んでいました。
そして今、村上春樹さんの小説のことを考えているのですが、どの作品も最後にどうなったのか思い出せないのです。
読んでいたときは、どの作品も展開が面白くて、ワクワクしなが読んでいたのですが、不思議と物語りの結末を思い出すことができません。
私の中の、村上春樹作品の七不思議のうちの一つです。
そういうところに、魅力というか魔力があるのかもしれません。

2023年の本屋大賞のノミネート作品を全て読み終えて、現在、2022年度のノミネート作品を読み続けています。
今のところ、面白くなかった作品はひとつもありません。
全ての作品を楽しませていただいてます。

この小説も、この先どうなっていくのか、そしてどの様な結末を迎えるのか、とても楽しみです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?