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【読書】近藤康太郎(著)『百冊で耕す』を読みながら、本棚について考える。

近藤康太郎(著)『百冊で耕す』という本を、読み進めているところです。
読み進めていきがら、本棚について考えさせられています。

私の部屋には本棚があって、当然そこには本を並べてあります。何冊あるか、きっちりと数えたことはないのですが、大体150冊くらいです。
ほとんどは読み終わった本ですが、まだ読み終わっていない積読本もあり、なかには3年も前に買ったのに、読み終わっていない本もあります。

読み終わった本を、何故いつまでも本棚に並べているのでしょうか。いつか再読したいと思っている本もありますが、そんなに多くありません。何かを調べるときに、部分的に読み直すという資料的な本は、何冊かあります。

小説を再読することは、先ずありません。夏目漱石の作品は再読したいといつも思っていますが、新しく読みたい本が次々に現れるので、とてもじゃないですが、実現するとは思えません。

近藤康太郎さんが書かれているように、読みたいと思っている本を先に買っておいて、本棚に並べておくというのが、本当の意味での本棚の役割なのかも知れません。
読み終わった本で、しかも再読する見込みのない本を、いつまでも本棚に並べておくことに、ほとんど意味はないのです。単なる、オブジェとしか言えないのです。

そう考えると、積読本が増えることに後ろめたさを感じることは全くなく、むしろ将来への投資をしたのだと考えられます。もし、買ったのに読まなければ、投資に失敗です。投資にはリスクが付きものですが、大きなリターンも見込めます。

本屋さんに行って、買いたい本と出会ったけれど、まだ読んでいない本がたくさんあるからと思い、買うのを諦めた本が何冊かあります。そういった本ともう一度出会って、買うということは先ずありません。
また、スマホのメモアプリにも読みたい本のリストがありますが、このリストを見ながら本を買うということも滅多にありません。

本は、買いたいと思ったときに買った方がいいのです。本に投資をしたと考えるのです。
そうすれば今の本棚は、ガラリと変わってしまうでしょう。
本当の意味での、本棚の役割を果たすような気がします。

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