問題ってなんだ(7)仕事の進め方がうまい人の共通点

前回までで、ビジネスパーソン(この学校の生徒の皆さん)が使う「問題」というものが、どのような意味なのかは整理がついてきたと思います。

私は、この学校で多くの生徒の方々とお話しをさせていただいて気づいたことがあります。

それは、仕事のできる生徒さんは「言葉の定義」をしっかりと使い分けていることです。

「問題」と「課題」についていえば、以前ご案内したとおり、似て非なるものです。

打ち合わせ/議論/アイデア出しなど、複数の人数で仕事をする場合に、定義を皆で理解していると本当に効率よく仕事を進めているなと感じさせられます。

例えば、「『問題』(できていないこと)を挙げよう」というのに、いきなり「課題」(やるべきこと)を挙げる人がいます。(もちろん、課題を先に挙げることを否定はしませんが)

まずは、問題を複数列挙して、その中から優先順位の高い問題を絞り込み、そこから「課題」を設定すると効率的に物事は進みます。この流れは、仕事の進め方がうまい生徒さんたちの共通ルールと私は感じています。「働き方改革」という意味でも、重要でないかと私は考えます。

私自身は「めだかの学校」に赴任する前に、”killifish school”で働いたことがありますが、そこの生徒さんは、言葉の定義を使い分けている方が多かった印象があります。

これからさらに多様化、グローバル化が進む中で、この学校の皆さんも「様々な言葉の定義ははっきりさせていこう」という話が良く出ていますね。現場でお話しされている事例もどんどんご紹介していく予定です。



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