問題ってなんだ(6)問題意識を高める具体的な訓練

■問題意識が高い人は、他の人に比べて問題に気づきやすいということ。

■問題意識が高い人は、「比較すべきもの」を持ち合わせている。

ということですが、これはこの学校でも共通の認識です。

では、比較すべきものって何だろうということです。ものの本やネットを見てると「あるべき姿」とか、''TO BE''などと書いているようですね。しかし、我々は、そんなに難しく考えなくても、普段から無意識にその行動をしているのです。それは、「普通は、こうだろう」という自分の基準です。

「レストラン」やカフェに行くと水と一緒におしぼりが出てくることがあります。

でも、おしぼりが出ないお店もあります。それを「変だな?」「どうして?」と考える人がいるとすれば、無意識で「問題意識」を発揮していることになります。

おそらく、レストラン=おしぼりが出てくるという「比較すべき」基準があったと思われます。(おしぼりは出なくても、もちろん「悪く」はありません)

お店を出るときにレジで「すみません、支払は『現金』でお願いします。」と言われ、「えっ、どうして?」と思う方もいるでしょう。これも同様です。(今はキャッシュレスが当たり前になりつつありますが。。。)

問題意識とは、言い換えれば「あれっ」という違和感に気づくことです。その為には、多くの「比較すべき」ものを持つといいでしょう。

そのためにも、世の中を見渡して多くのことに興味を広げていくと、自分の中に「比較すべき」ネタはたくさん蓄積されていきます。様々な価値感の人とお話しするのもいいでしょう。

また、理想(夢)を考えてみるのもおすすめです。「もっと、こうなってればいいのに」というのは絶好の「比較すべき」ものです。こういう訓練は大事ですね。



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