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大人の初めて日記2「初めての岡本太郎記念館」

こんにちは。

雨の季節、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は、チャンビンとのスウィートプリティーラブリーハピネスフルエブリデイを過ごさせていただいております、どうも。(詳しくは前回参照)

そんなハピネスライフの真っ只中、私は表参道におりました。

ちょっとした用事しかなかったので、せっかくなら表参道でなにかしていきたいと思い、ソロ活におすすめなスポットを調べていたら「岡本太郎記念館」が出てきました。

博物館にはよく行くんですが、美術館にはあまり行かないので、せっかくなら行ってみようかと。

その日は表参道に行くので、おしゃれ(のつもり)をしていきました。
私は、表参道の人は肌を露出しがちという偏見を持っていたので、とりあえず少し短めのタイトスカートを履いていたのですが、全然違いました。


表参道のお洒落さんたちは、露出は露出でも上半身の露出!
やれタンクトップやらシースルーのトップスやら、どうやら私は露出させるところを間違えてしまったようでした。

まぁでも隠れるべきところは隠して歩いているので良しとして、岡本太郎記念館に向かいます。

外観は、閑静な場所に建っている綺麗な建物という感じでした。

外観

中は土足厳禁なので、スリッパに履き替えます。館内は意外と狭いです。

一階はアトリエのような場所に作品が何点も展示してあります。
そこには光が差し込んでいて、太陽のエネルギーと作品のエネルギーが相乗効果を起こし、空間がまるで上昇気流に飲まれているような感覚になりました。


この絵画たちは静かにずっとここで岡本太郎さんのエネルギーを強く発し続けている。
なのに、それを受け取ることができるのは、能動的にこの場に来られた人間だけ。

それってとっても不思議でおかしくて恐ろしいことじゃないですか??

私もここに来なかったら一生このエネルギーを受け取れなかったんだと思うと、人生って能動的に動かないと世界の広さを知ることができないんだなぁと感じます。

一階アトリエ
エネルギーの塊

そして、二階に行くと、企画展が行われていました。

似ている絵が何点も並べて飾ってあります。

実は、岡本太郎さんは、頭の中に完成形がすでにあって、それに近づけるために何枚も絵を描いているそうなんです。
だから、同じような構図でも少しずつ違って、頭の中の完成形を表現できるまで絵を描き続けるそうです。
頭に手が追いついていかないんですって。

でも人間ってみんなそうだと思いません?
頭の中には日々たくさんの感情や思いが浮かぶけど、それをいちいち文字や形にするとすごくチープになります。

その複雑な頭の中を、岡本太郎さんみたいに必死にもがいて形にするか、気にせずスルーするか。
芸術ってそういうことなのかなぁと思ったりしました。
私の今日のnoteが地味に感傷的なのはそういうわけです。(笑)

散歩というタイトル…すごい


そして、二階の一番奥の部屋。

他の部屋とは違い、黒い部屋でした。
入る前からエネルギーが強すぎて、入るのに足がとても竦みました。
一言で表すと、「怖い」。
本当に怖い。

一歩足を踏み入れましたが、もう一歩踏み入れるには私の勇気が足りませんでした。
振り返れば、その絵に殺されるんじゃないかという恐怖。
芸術のパワーが大きすぎて、私の心で受け止めきれることができませんでした。
心が岡本太郎さんの芸術性に食われるんじゃないかという感覚。

私は人生で初めてこんな感情を知りました。
本当に恐ろしくて、一歩入っただけで出てしまいました。

でも、見ないのはもったいないと思ったので、後ろから他の方が来たタイミングで一緒に入ってみたんですが、やはり後ろは振り向けませんでした。

怖かった。芸術のパワーの強さを知りました。

怖すぎて、そこの部屋だけは写真を一枚も取れませんでした。

そして、最後にお庭を鑑賞しました。

今までで一番近くで岡本太郎さんの作品を鑑賞できるのがお庭で、たくさんの作品を間近で見ることができました。
お気に入りは、二階から私たちを覗く太陽の塔。
この記念館に入って唯一「かわいい」と思えました。

間近すぎ


上から覗かれている


そして、無事記念館を後にしました。
帰りは、爆発的な芸術の余韻に浸りながらあてもなく表参道をフラフラしました。

すごく強く感情を動かされた日でした。

プラプラしてたら、すごくきれいな建物を見つけたので、何かなーと思ったら根津美術館でした。
いつか行ってみたいなあ。



芸術は爆発だ。なんてよく言ったもんですが、
背筋が震えるような、でもたくさんエネルギーをもらえたような、全身が強張るような、でも元気が出るような、不思議な場所でした。

ただ、もう一人では行かない…かな。。

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