「ヤバい」と「エモい」しか出てこない
この映画おもしろかったな〜。感想つぶやこ。
「この映画ヤバい。ラストめっちゃエモかった。」
ファ!?!?内容ペラペラすぎん!?
みんなにオススメしたいのに、全然言葉が出てこない、、、。
と語彙力のなさに落ち込むことはありませんか(;_;)
映画の感想に限らず、思ってることをうまく言葉にできない人へ。今日はこの本を紹介します!
デデン!
三浦崇宏さん著『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』です!
三浦さんは博報堂で10年働き、独立してクリエイティブディレクターをされています。
三浦さんのイベントに参加したことがあり、彼の「言語化力」には圧倒されました。
話の本質を一瞬でとらえて「それってつまり、こういうことだよね?」とわかりやすい言葉に置きかえて説明してくれるんです。
言葉にするには段取りがある
三浦さんは「言語化には4つの段取りがある」といいます。
ステップ1 スタンスを決める
ステップ2 本質をつかむ
ステップ3 感情を見つめる
ステップ4 言葉を整える
今日は4つのステップについてお話ししまっす!
ステップ1 スタンスを決める
スタンスとは、自分の軸となる考え方です。
軸となる考え方を定めると、意見が生まれやすくなるのだとか。
たとえば、三浦さんは「変化と挑戦」に対して絶対にポジティブなスタンスを取ると決めています。
そうすると、どんな質問を受けても「変化したほうがいい」「挑戦は素晴らしい」という角度から回答できるのです。
でもスタンスってどうやって見つけたらいいの?
そんな質問に三浦さんは、「ニュースを幅広く見よう!」といいます。新聞やテレビではなく、ツイッターやLINEニュースでもOK。
どんなニュースが気になって、どんなことを感じたか。なにに対して肯定的/否定的なのか、考えてみる。
あまり難しく考えず、「社会に対する好き嫌いを明確しておく」くらいのイメージで良いそうです。
ステップ2 本質をつかむ
スタンスがなんとなく決まったら、
次は自分が語るものの本質をつかみます。
「映画のあらすじを友達に説明したけど、上手く伝わらなかった」ことはありませんか。
「どんな奴が、何をして、どうなった」だけを抜き出すと、途端にわかりやすくなります。
ポイントは3つ。
・固有名詞を省く
・時系列も無視
・個人の感情も省く。
説明だけではわかりにくいと思います。
最近『ランウェイで笑って』というアニメにはまっておりまして、、、。
そのあらすじを、アドバイスに従って書いてみました!
ヒュイゴ〜!
【実践前】(ざっと見で◎)
モデル事務所「ミルネージュ」の社長令嬢である高校生の藤戸千雪は、ミルネージュのモデルになってパリコレに出ることを夢見ていた。しかし、低身長であるためにオーディションになかなか合格できない。ある日学校で、同級生の都村育人が服を作っているところを目撃する。育人も経済的な事情で、ファッションデザイナーの夢を諦めかけていた。生まれ持ったものが、夢を追うことを許してくれない。そんな共通点を育人に感じた千雪は、自分に似合う服を作ってほしいと頼む。
(しんどくなってきたので、以下略)
【実践後】
パリコレを夢みる低身長モデルと、ファッションデザイナーになりたい貧乏男子の話。夢に関係あること以外すべて切り捨てる少女と、家事とアルバイトを両立しながら夢を追いかける少年が対照的に描かれている。身体のコンプレックスや家庭環境と、自分の力ではどうにも出来ないことに葛藤しながら、互いに支え合い夢を叶えるまでの物語。
おおおおおお!
かなりわかりやすくなったのでは!?( ◠‿◠ )
ステップ3 感情を見つめる
感想を書くと「面白かった」「楽しかった」で終わってしまう人、必見です!
ステップ3を実践すれば、「面白かった」をさらに深めることができます。
感情を見つめるためには、
①「どう感じたのか 」挙げる
②「なぜそう感じたのか」納得できるまで考える
とにかく、
自分の感情を他人に説明できるまで考え抜くことが重要です。ここまで出来て初めて、話にオリジナリティが生まれるんですね。
てなわけで、
「ランウェイで笑って」のあらすじに、私の感情を加えてみたよ!
【実践後】
「ランウェイで笑って」は夢に関係あること以外すべて切り捨てる少女と、家庭の経済的事情から家事やアルバイトと両立しながら夢を追いかける少年が対照的に描かれている。
主人公が夢に向かってまっすぐ突き進むストーリーはこれまで見たことがあった。しかし現実は、夢を追いかけるにはお金が必要だし、生活だってかかっている。このアニメには、そうしたリアルな部分が描かれていて、主人公をより近くに感じた。生まれながらのコンプレックスや家庭環境など、自分の力ではどうにも出来ないことはたくさんある。それでも言い訳せず、諦めない彼らの姿に勇気をもらえた。
おおおおおおおおおお!!!
「面白かった」より10倍濃い内容になったど!!
ステップ4 言い方を整える
ここまで来たら、あとは仕上げです。
・言い方を丁寧にする
・ネガティブをポジティブに言い換える
など相手に残したい印象によって、言い換えたり、言葉の順番を変えたりします。
ここは技術の部分なので、
「最初はステップ1〜3に力を入れよう!」
と書いてありました。
言葉をどう使うか
この本は、なぜ言葉にすることが大切なのか
も教えてくれました。
言葉にすると思考が明確になり、自分のやるべきことが見えてくるのです。(宗教じゃないよ)
たとえば、「仕事がうまくいかない」と悩んでいるとします。
悩みをさらに具体的にしていきます。「ここでいう仕事とは?」「うまくいかないとは?」
A.「仕事でクライアントと話すときに、教養がないことがバレるのが恥ずかしくて、思ったように会話できない。この状況に自信をなくして、ストレスを感じている。」
ここまで自分の感情を言葉にできれば、問題の本質が見えて、改善策も考えやすくなります。
言葉ってすごいや〜!
ファンタスティック!!(突然の語彙力低下)
それでは最後に、
「ランウェイで笑って」ぜひ見てください。
ばいばい〜!
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