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アイデアが飛び交う!「MEキャンパス」で輝く学生たちの作品 - 合同発表会レポート

少し前にのことになりますが、2024年3月30日(土)に「MEキャンパス」で開催された合同発表会についてレポートします!

合同発表会とは?

「MEキャンパス」では、学生がコースや専攻の垣根を超えて交流し、互いの作品を共有する場として合同発表会を年数回実施しています。学生は自身の作品を説明することでプレゼンテーションスキルを磨き、他の学生の創意工夫を学ぶことができます。
また、コーチからのフィードバックを通じて、自分の作品をより良くするための具体的なアドバイスを得たり、他の学生に対するフィードバックを自分のアイデアに活かしてもらうことも狙いの一つです。このような取り組みが、学生の成長とスキルアップに繋がっています。
聴衆の前で発表するという、制作作業とはまた違うシチュエーションに良い緊張感を感じましたが、みなさんしっかり発表していました!
それでは、学生のみなさんの発表を見ていきましょう!

第2期生(2023年10月入学生)の発表

壁にぶつかっても調べながら作品を完成させた - TMさん(メタバースプログラミング専攻)

TMさんは、卒業式典のための空間構築のグループ課題で、オブジェクト設置を担当。3DCGを担当した学生が制作した「ステージ」や「花束」をメタバース空間に実装しました。

TMさん:
オブジェクトが実際にそこに存在するかのようなリアルな感覚を作り出すために、透明な箱を用いてオブジェクトに接触判定を実装しています。また、ドローンの操作方法を説明する看板を自分で制作し、他の参加者がスムーズにドローンを操作できるように工夫しました。
ドローンとカメラのプログラミングが難しく、技術的な壁にぶつかることが多かったので、コーチからアドバイスをもらったり、AIコーチのロボタやChat GPTも使いながら制作を進めました。
まだまだスキルの習得が足りない部分もあり悔しい思いもしたのですが、ライブステージの接触判定やドローンの動きのスピード調整など改善したいと思っています。

コーチ:
プログラミングは人の真似をしながら進めることが多いので、コーチにアドバイスをもらったり、AIコーチを活用しながら、どんどん自分で進めて行った姿勢と最終的に作品を完成させたことはとても素晴らしいと思います。ドローンについても自らのアイディアで操作看板を作成した点もとても良かったと思います。

計画通りに進める難しさを体感するも仕上がりに充実感 - Kさん(メタバースプロダクション専攻)

Kさんは、卒業式典を演出する制作物としてドローンやステージの3DCGを手がけました。特に、ドローンの形状やステージの装飾にこだわり、視覚的に魅力的な演出を目指しました。

Kさん:
ドローンは、細部にこだわって作ったので制作時間がなくなり、本当は複数のパターンを作るつもりだったのですが、1パターンしか制作できませんでした。
ステージは1週間程度で制作でき、ライトを設置してステージ全体を華やかに演出しています。
ライトは透明感がでるように制作したのですが、実際には透明度が期待通りの仕上がりになっていなかったなと思っています。

コーチ:
ドローンについては細かく作りこまれていていますね。ステージに関しても、とても可愛く仕上がっていて、ライブ会場としてキャラクターがライブしているイメージが湧く仕上がりです。
ライトの透明度に手こずったようですが、ライトの演出についてはどのクリエイターも悩ませるところなんです。いくつか方法があるので、オブジェクトの透明度が上手くいかなかった時の予備プランを考えていけるようになると、さらに高いレベルの作品が作れるようになると思います。

第1期生(2023年4月入学生)の発表

細部へのこだわりが魅力的な作品に - Mさん(メタバースCG専攻)

Mさんは、パソコンデスク、車、液体、きらきら、ファイアボールなどのエフェクトやアニメーション中心のCG作品を発表しました。それぞれの作品では、様々な技法やクリエイティブな要素を駆使して制作されています。

Mさん:
パソコンデスクは、実際に机やパソコンのサイズを測り制作に取り組みました。線上を走る車のアニメーションには、参考書籍の実装方法にプラスして上下する揺れを加えています。
液体のエフェクトでは、表面の揺れや光の反射を細かく調整しました。見た目も綺麗に仕上がったので気に入っています。きらきらのエフェクトは、細かい光の粒のサイズをいろいろ試し、最も美しい見え方を追求しました。ファイアボールのエフェクトでは、ゲームに登場するような炎を作りたくて制作しました。炎の温かさを感じさせる色や形を工夫し、迫力のある演出にしました。

コーチ:
細部まで丁寧に作り込まれていて、物をよく見て作ることができていますね。事前に車の仕組みを理解したり、液体の揺れのサイズ感を意識するともっとよくなると思います。きらきらも良くできていますね。次のステップとしては、背景が黒以外になった時に、どうやったら綺麗に見えるかも追求していくといいと思います。

Mさんのポートフォリオ:https://portfolio.mecampus.life/author/matsu/

時間をかけて挑戦したことが形になった - TKさん(メタバースCG専攻)

TKさんは、船、お城、東京ドームなど、1年間にわたり複数の作品を制作しました。特に、細部までこだわったデザインとテクスチャの張り合わせが特徴です。

TKさん:
船については、パーツが多くて複雑な作品になったので難しく感じたのですが、最後まで挑戦して仕上げることができました。お城は、お城の形を見たことなかったので動画などを探して形を調べるところから始めました。時間を使って丁寧にテクスチャをうまく貼り合わせることができたと思います。
東京ドームの作品の特徴としては、ローポリゴンではあるのですが、人工芝のリアルさ、球場の臨場感を出すために全体の陰影を出した仕上がりになっています。

コーチ:
どれも力作揃いですね。船のフィギュアっぽいデフォルメや、お城の背景は雰囲気が合っていていいと思います。東京ドームには、広告看板を設置しているのも球場らしい仕上がりになっています。
ブラッシュアップする時の考え方としては、「テクスチャを貼る前の絵作りを直す」のか、「テクスチャを直した方が良い」のか、どちらの方法を選択すれば良くなるのかを見極められると良いと思います。また、背景を修正する時のテクニックとして、Blenderで修正せずに、Photoshopでレタッチするという方法もあります。

TKさんのポートフォリオ:https://portfolio.mecampus.life/author/chabu/

ゲーム制作を通じて新しい知識を得ることができた - Tさん(メタバースプログラミング専攻)

Tさんは、古代神殿脱出ゲームと音楽ゲームの2つの作品について発表しました。特に、クイズ形式の進行や音楽ブロックのタイミング設定など、ゲーム性にこだわった作品です。

Tさん: 
「古代神殿脱出ゲーム(3D)」では、制作に3ヶ月ほどかけ、「インディジョーンズ」をイメージして制作しました。プレイヤーがクイズに答えることでゲームが進行します。プレイヤーの進行を保存させる実装をしたのですが、この実装がとても勉強になったと感じています。
また、音楽ゲームでは、ブロックが降ってくるタイミングやスコア判定にとても苦労しました。多くの有名な音楽ゲームが存在しますが、自分で音楽ゲームを制作することで、加点される仕組みや方法がそれぞれ全く違うものだったということに気づき、とてもいい勉強になりました。

コーチ: 
どちらのゲームも演出、世界観、UI/UXもこだわって作っているので完成度が高くできています。開発の途中経過を見ていくと、どんどんUIや仕組みが変わっていっているのがわかります。一度作ってしまうと守りたくなるものですが、壊して作ってを繰り返し、試行錯誤を重ねながらいいものを作っていくということはゲームでは良くあることで、よい取り組みをされているなと思いました。

Tさんのポートフォリオ:https://portfolio.mecampus.life/author/tatsuya/

今回の合同発表会を振り返って- 総評

CG担当コーチより

自分自身の成長を感じ取り、自信を持って取り組むことの大切さ
入学前の自分から思うと、これだけのことが出来ているということにぜひ自信を持ってください。
半年前、一年前の自分と比べて今の自分がどれだけ成長したかを振り返って、自分ができることが増えていることを実感してもらえれば嬉しいです。

プログラミング担当コーチより

作品をさらに発展させる楽しさを知って欲しい
同じ課題でも、自分なりの工夫や追加要素を取り入れることで、作品に個性が生まれ、愛着も湧いてきます。今回の発表会で見られたこだわりや工夫は非常に素晴らしかったと思います。

***

今回の合同発表会を通じて、学生たちは多くの新しい発見や学びを得ていると感じました。これからも引き続き課題制作に取り組み、自分自身のスキルアップを目指してほしいと思います。

次回の合同発表会でも、素晴らしい作品を楽しみにしています。「MEキャンパス」では、今後も学生たちが成長し続けるためのサポートを惜しまず、クリエイティブな環境を提供していきます。

以上、「MEキャンパス」の合同発表会についてのレポートでした。読者の皆さまも、「MEキャンパス」での学びに興味を持っていただければ幸いです。
学生の作品は「MEキャンパス」のエキシビションルームでどなたでも実際にご覧いただけます!

スペース入室URL:https://x.gd/DJYdf (PC/SPブラウザから入室可能です)

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