回避性パーソナリティ障害持ちの日記 (0)

はじめに

初めまして、ぺんたです。
私は回避性パーソナリティ障害を持っていて、毎日悩んだり苦しんだりしています。元々はある専門的な業界で、3つの職場で合計10年ほど働いていたのですが、人間関係が原因で適応障害になりその仕事を辞めて、今は派遣社員として働いています。

日々不安を抱きながら生活している中で、同じ回避性パーソナリティ障害を持ってる人達がどうやって生きているのか気になってブログを検索してみたのですが、ほとんど見つかりませんでした。そこで自分で日記を書くことにしました。

この日記は、回避持ちの、回避持ちによる、回避持ちのための日記です。自分がいろいろ勉強したり、試したり、悩んだりしていることを日記として書くことで、自分が幸せな人生を送れるようになり、またこの日記を読んでくれた回避持ちの人の参考になれることを願ってこの日記を始めました。

回避性パーソナリティ障害とは

今回は最初の投稿ということで、回避性パーソナリティ障害について一般的なことを書きたいと思います。回避性パーソナリティ障害について、精神科医の岡田先生が書かれた本に以下のように書かれています。

回避性パーソナリティ障害は、自分への自信のなさや人から馬鹿にされるのではないかという恐れのために、社会とかかわることや親密な対人関係を避けることを特徴とする状態である。

「生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害」岡田尊司著

また、精神障害の世界的な診断基準であるDSM-5によると以下のようになっています。

回避性パーソナリティ障害の診断を下すには,患者に以下が認められる必要がある:
・社会的接触の回避,不全感,ならびに批判および拒絶に対する過敏さを示す持続的パターン
このパターンは,以下のうちの4つ以上が認められることによって示される:
・自分が批判されたり,拒絶されたりすること,または他者に気に入られないことを恐れるため,対人的接触を伴う仕事関連の活動を回避する
・自分が好かれることが確実ではない限り人と関わりたがらない
・冷笑または屈辱を恐れるため,親密な関係を築くことをためらう
・社会的状況で批判されたり,拒絶されたりすることへのとらわれがある
・不全感を感じているため,新しい社会的状況で抑制的になる
・社会的に無能力である,魅力がない,または他者に劣っているという自己像をもっている
・恥をかく可能性があるために,個人的リスクを取ったり,新しい活動に参加したりしたがらない
また,症状は成人期早期までに始まっている必要がある。

MSDマニュアル プロフェッショナル版

上記の二つを見て分かる通り、回避性パーソナリティ障害とは対人関係の不安から来る障害です。対人関係の不安自体は誰にでもあるものですが、その不安感のせいで日常生活や仕事に支障をきたすと障害と呼ばれるようです。

また似た症状のものに社交不安症がありますが、社交不安症の場合は特定の状況(例えば大勢の前で話すなど)の場合に起こるのに対して、回避性パーソナリティ障害の場合は普段の生活すべてにおいて不安の症状が出る、という違いがあると言われています。

私の場合で言うと、DSM-5の基準は全てあてはまります。高校生の時には保健体育の授業の性格診断的なチェックシートで自分だけ変な点数が出て、先生に「今後苦労するかもね」みたいなことを言われたのを覚えています。当時はパーソナリティ障害について何も知らなかったしほとんど気にしていなかったのですが、今思うと回避性パーソナリティ障害だと見抜かれていたのかなとも思います。

おわりに

「日記」というタイトルですが、基本的に毎日更新はせずに、少しずつ書き溜めたものを週一ぐらいで投稿することになると思います。書く内容は、最近自分で認知行動療法を試しているのでその内容とか、普段不安に思ったこと、また回避性パーソナリティ障害の治療法などについて勉強したことがメインになると思います。特に自分と同じ回避性パーソナリティ障害の人が読んで参考になるようなことを書いていく予定です。


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