回避性の人の適職とは:海外サイトを見てみた 回避性パーソナリティ障害者の日記(4)

ネットで「回避性パーソナリティ障害 向いてる仕事」などで検索してみたことはあったのですが、最近ふと外国でどういう仕事がお勧めされているのかが気になりました。

そこで「Avoidant Personality Disorder finding job」とか「Avoidant Personality Disorder suitable job」でぐぐってみると、
Jobs for People with Avoidant Personality Disorder
というサイトが見つかりました。今回はこのサイトに載っている内容をDeepLの翻訳を元にして紹介します。

海外サイトで回避性の人向けに紹介されてる仕事

さて、Jobs for People with Avoidant Personality Disorderで紹介されている職業を見ていきます。このwebページは学校・大学を紹介・斡旋している団体が運営元らしく、基本的に学歴が必要な職業を紹介しているようです。

動物飼育員/動物看護士 (Animal Care and Service Workers)
動物の世話やサービスをする人は、通常、批判を受けない動物たちと一人で働くことができ、回避性パーソナリティ障害の人には理想的かもしれません。これらの労働者のための職業の肩書は、グルーマー、ペットシッター、犬小屋の係員、動物のトレーナーなどがあります。これらの労働者は通常、動物の食事、運動、グルーミングなどの基本的な世話を担当します。また、動物に病気や怪我の兆候がないか観察し、動物の生活空間を掃除することもあります。これらの労働者のほとんどは高卒で、動物との接触経験がありますが、働きながら仕事を学びます。

Jobs for People with Avoidant Personality Disorder

動物相手の仕事は他の仕事よりは気楽かもしれませんね。ある程度は飼い主の方とのコミュニケーションが必要そうなのが懸念点でしょうか。

編集者(Editors)
編集者の中には自宅で仕事をし、社会的な交流がほとんどない人もいますが、これは回避性パーソナリティ障害の人にとって魅力的かもしれません。また、文法や句読点など、英語特有のルールに従って書かれたものを編集することも、この障害のある人にとっては楽しいかもしれません。編集者は、作家がストーリーのアイデアを練り、資料が正確かどうかをチェックし、出版用の最終原稿を承認する手助けをすることもあります。これらの専門家は、少なくとも学士号を取得し、ライティングや校正の経験が必要です。

Jobs for People with Avoidant Personality Disorder

仕事内容は良さそうに思えますが、編集者の仕事は本当に回避性の人に向いてるんでしょうか…?結構人とのやり取りが大事な仕事のようにも思えます。

美術家(Fine Artists)
芸術評論家は存在しますが、回避性パーソナリティ障害の人は、絵画、デッサン、彫刻などを通して芸術家として自分を表現することに、リラックスと癒しを感じるかもしれません。このような芸術家は通常、自宅や個人のスタジオで一人で仕事をし、販売や展示のための作品を作るという柔軟性を持っています。ファインアーティストは、様々な色、質感、視点、技術を試し、クライアントを惹きつけるための充実したポートフォリオを作成します。ファインアーティストは多くの場合、この分野の学士号または修士号を取得する必要があります。

歴史家(Historians)
歴史家の中には、スケジュールが柔軟で、独自に研究を進める人もいますが、これは回避性パーソナリティ障害の人にとって理想的かもしれません。歴史家は通常、特定の時代、出来事、歴史上の人物に関連する史料やその他の資料に基づいて研究結果を出します。回避性パーソナリティ障害の歴史家は、博物館や教育プログラムを通して一般の人々に研究成果を発表するのではなく、本や論文として出版することを好むかもしれません。歴史家は通常、少なくとも修士号を必要としますが、学士号を持つ人のための仕事も存在します。

Jobs for People with Avoidant Personality Disorder

美術家とか歴史家は自分は全く考えたことが無かったです。確かに仕事内容的にはあまり人と絡まなくていいから回避の人には向いているんでしょうか。ただどちらにしてもかなりの才能または適正が必要そうに思えます。

Grounds Maintenance Workers
回避性パーソナリティ障害の人の中で、一生懸命働くこと、外に出ること、一人で作業することが好きな人は、グラウンドメンテナンスの仕事を楽しむことができます。仕事によっては、少人数のチームで仕事をすることもありますが、通常、これらの従業員は独立して、家庭、企業、その他の屋外スペースで、芝刈り、茂みや木の剪定、歩道の縁取り、景観の除草などの活動を行います。また、さまざまな植物や樹木の植え付けや手入れ、病気に対する監視の仕方について訓練を受ける労働者もいます。これらの労働者は実地で訓練を受け、殺虫剤の散布など特定の活動については免許を取得する必要がある場合もあります。

Jobs for People with Avoidant Personality Disorder

どう訳せばいいのか分からないのですが"Grounds Maintenance Workers"も回避の人に勧められています。屋外の比較的単調な作業が多そうなので、当事者から見てもかなり向いてそうに思えます。

コンピュータプログラマー(Computer Programmers)
多くのコンピュータプログラマーは在宅勤務をしており、彼らが書いたコンピュータコードは明確に動作するかしないので、回避性パーソナリティ障害の人にとって理想的である可能性がある批判は最小限である。このようなプログラマーは、コンピュータのアプリケーションやプログラムのコードを作成し、コードをテストし、必要に応じて間違いを修正します。また、様々なプログラムを更新したり、コードライブラリを使用して作業の一部を簡略化することもあります。コンピュータ・プログラマーは通常、学士号を持っていますが、準学士号で職を見つけることもあります。

Jobs for People with Avoidant Personality Disorder

プログラマーは回避性の人に向いてると言われる典型的な職業ですね。人付き合いが少ない上に収入も悪くないのが高評価されるところでしょうか。

終わりに

日本のwebサイトだと、回避性の人向けの仕事として清掃や工場などの単調作業系がお勧めされていることが多いのですが、それとはまた毛色の違った職業が紹介されていて新鮮でした。日本語で書かれた情報よりは英語で書かれた情報の方が多いはずなので、また色々調べて紹介できればと思います。


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