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国語の勉強:問題演習のこと

こんばんは。約1ヶ月半ぶりにこちらの続きを。今回は問題演習についてです。

手元に演習で使っていたテキスト(現代文・古文・漢文すべて尚文出版の問題集。毎週課題として出されていたもの)がないので写真はありませんが、文章で説明できるので書いていきたいと思います。

全科目に共通すること

とにかく先に本文を全て読む。問題文を先に読むとそっちに気を取られて本文の内容理解が甘くなる気がしていた。特にマーク式で問題文を先に読むと引っ張られてしまい点が伸びなかった。また、傍線にぶつかるごとに問題文を見るのは単純に効率が悪いと思う。集中が途切れてしまう。

時間をおいた解き直しはしていない。解説は熟読した。同じ問題は2度と出ないので、むしろ本文を(知識として)理解することに注力していた。丸付けの前に問題演習としてではなく単純に本文を読む時間をとっていた。

受験期に限らず、かかった時間はざっくりと確認しておく。

現代文

本文は初読の段階で要点だと思うところに線を引く。接続詞には三角の記号(順接が△、逆説が▽だった記憶)。

一通り問題を解く。
記述に関しては、該当の傍線部を要素ごとに分解し、それぞれを本文の内容で言い換えていくスタイルをとっていた。大きく範囲をとって削っていくタイプや、骨子を決めて肉付けしていくタイプもあるらしいが、高1冬になぜか東大2006第1問(「白」)を解かされ、その解説の際に先生がやっていた方法を踏襲した。ちなみに、東北大は1要素20文字程度らしいと授業で言われた。たまに和語を漢語に言い換えて答案を作っている時があって(無意識)、先生に質問したら引かれた。
マークはぼんやり当てはまる内容を解答にして、それと適合するものを選んでいた記憶がある。ただし、外すときはとことん外すため注意が必要。最後の定期考査で記述は9割近く取っていたのに記号を全問落とすという事件を起こした。

マークで間違えたら、どこでミスが起こっているのか選択肢の精査を行う。記述の採点は、部分点を落とした要素についてメモする。時間に余裕があれば、(模範解答を写すのではなく)完答になるように答案を作り直す。

古文・漢文

人名にチェックを入れる。そうすると主語がわかりやすくなる。読みながらざっと現代語訳していた。漢文は本文の返り点を追うと必然的に書き下しになるから、わざわざ書いてはいなかった。これに気づいた時に授業の予習で書き下しよりも先に現代語訳を書くようになった気がする。

あとは大体現代文と同じ。違いがあるとすれば、丸付け前は解説をチラ見しながら本文を読み、丸付けの後に文法書や辞書を参照しながらさらに精読していたことくらいだろうか。

おまけ:過去問演習

1年の秋から冬にかけて、当時古典を習っていた先生から「東北大の2次試験の過去問をぼちぼちやってみるとよいでしょう」と言われた(正確には、そういうメモを課題につけられた)ので、3年分くらいチャレンジした。東北大の過去問は基礎を丁寧にできているかを確かめるのに丁度いいらしい(漢文は超難しい)。赤本を見て自分で採点していた。

志望校の過去問を始めたのは、多分高3の秋口から。2次課外で全問解いてしまった年を除いて10年分だったと思う。自分で解答欄を作ってルーズリーフに答案を書き、全て先生に添削してもらっていた。毎週1年分ずつ提出して、アポ取って職員室で解説してもらっていた。同じ大学を志望している人たちは他の先生に見てもらっていたようで、答案作りのスタイルが一人だけ違った。センター直前はお休みしていたような。

センターの過去問は、授業で本試験と追試験それぞれ10年分を解いた。現代文と古典の大問を1つずつで制限時間付き。夏休みにマーク式の模試風問題集をやったけど、それ以外でセンターの勉強はほぼしていないはず。漢文→古文→評論→小説の順で解いていて、時間配分は評論:小説:古文:漢文で20-25:25:15:10だった記憶がある。


ちなみに問題演習の形式が確立したのは高2です。古文漢文は早くからスタイルが固定されていたのですが、現代文が迷走していました。意識して要約の練習をしていた記憶はありません。課題に要約が出たらやる程度だったと思います。

比較的クセが強い演習の仕方をしていました。与えられたものをやるというのは普通ですが、質問に行って驚かれることもしばしばありましたし、課題をチェックした先生がコメントをつけてくれることもありました(基本は確認印が押されるだけでした)。

これが合うのは、おそらくセンスで問題を解いていた人たちがテクニックも身につけようとした時だと思います。テクニック先行の人たちには理解されませんでした。そもそも答案の作り方からして違うので。

国語の勉強法について書くのはこれでおしまいです。

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