今日の私は、ものを買うことを考えた
10,393日目
明治創業の和菓子屋さんでちょっといい水饅頭と蜜柑大福を買ってきた。
夏のみずみずしい和菓子を冷たすぎない緑茶と飲む。
そのお店は、作りおきをしないというポリシーで夕方ごろに訪ねたら売り切れのものも多かった。ほとんどロスがないようだった。
最近、胸に留めていることのひとつに、ものを買うときにそのストーリーを買う意識、がある。
2、3年前の私は、学生のころからの癖で、どちらかというと安くて手頃なものを選ぶ視点にいた。
今目先にあるお財布に優しいこと、が高い優先順位。
だから消費だった。使って気に入らなくなったら捨てることも。
けれど、マーケティングの仕事で企画、施策の背景やインサイトを想像し形作っていく中で、込められたストーリーを買うことに憧れを抱くように。ただ少しハードルの高い行為だと感じていた。
このおうち時間で時間が生まれたことで、この憧れを自分の行動に移せるようになってきた。
ストーリーがしたためられたウェブサイトやSNSがある今は、憧れとしていたことを行動に起こすのも思ったより簡単だった。
ものを買うという行為が消費から投資に変わってきたんだ、という実感がここにある。
まだまだ目先にとらわれてとりあえずの消費をしていることもあるけれど、この自分の糧になっていく投資の割合を増やしていきたい。
心が豊かになれる気がしてる。
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