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今日の私は、風の香りを感じに

11,060日目

眠れない夜に聴く「サウンドライブラリー~世界にひとつだけの本~」。

月原加奈子という30代後半の女性が主人公の物語。

慌ただしくすぎてき時の波にふと足をすくわれそうになったとき、必ずひも解く本があります。その本にはある女性の人生が描かれています。どこにでもあるごく普通の人生。でも本の中の彼女に出会うと心の湖に波紋が幾重にも広がるように、ゆっくり優しい言葉が満ちていきます。
https://audee.jp/program/show/7469


大きな流れで話は繋がっているのだけれど、私はタイトルを見てランダムに聴いている。

昨日もいくつか話を聴いているうちに眠ってしまったのだけれど、印象に残った言葉がある。

第340話「古い本の香り」の中の一節。

秋の風が古い本の香りを載せてさっと行き過ぎていった

4年以上前に配信されたストーリーの上、季節も違うので、とんちんかんに聞こえるかもしれないけれど、「あ~最近風の香りを嗅いでいなかったな」って。


散歩は日課なのに、どこか心はあくせくしたままだったのかもしれない。

目から入る春の花たち、耳から入る鳥の声たち、肌で感じる暖かさには気づいても、風の香りには意識が向いていなかった。

完全に主観だけれど、私にとって鼻で感じる情報量まで意識が向くことが少ないみたいだ。


今日は散歩で立ち止まって風の香りを感じてみよう、と思っている。


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